キングセイコー「VANAC」チタンモデル、1970年代の造形を再構築

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2026年03月19日 06:10  マイナビニュース

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画像提供:マイナビニュース
セイコーウオッチのキングセイコー「VANAC」は、1970年代に生まれたシリーズの中でも、ひときわ個性的な造形で知られる存在だった。



2025年に復活したVANACに、チタン素材を採用した新作が加わる。当時の大胆な多面形状を継承しながら、現代的な仕上げと装着性をまとった。7月10日の発売予定、価格は各モデルとも47万3,000円。

○東京の地平線を写す「Tokyo Horizon」のダイヤル


デザインコンセプトは「Tokyo Horizon」。キングセイコー誕生の地である東京に広がる地平線の情景を、ケースとブレスレット、そしてダイヤルに落とし込んだ。中央から放射状に広がるパターンと、水平方向のストライプを組み合わせたダイヤルは、都市の高速道路を駆け抜け、地平線へと向かう際に感じるスピード感を表現したという。


カラーはパープル、グレー、ブラックの3種。それぞれ「薄明の静かなる地平線」「無機質で都会的な高速道路の構造美」「東京の夜を車が駆け抜ける時の疾風」を表現しており、車を運転するドライバーの目から見た東京の情景をモチーフとしている。



立体的な分目盛りを配したインデックスリングは、1970年代のVANACから着想を得たというもの。時分針とともにルミブライト(蓄光塗料)を施すことで、暗所での視認性にも配慮している。12時位置のインデックスと秒針のカウンターウェイトには「V」をかたどっており、シリーズの個性を示す。


○多面形状と水平ラインの構成



ケースは、金属の塊から削り出したような多面形状を採用する一方、ベゼルを排したことで外周に広がりを持たせた。



ブレスレットはケースと自然につながり、短いピッチのコマを併用して水平ラインを強調。ケースからブレスレットへと連続するラインが、VANAC特有の造形を形づくる。



ケースとブレスレットはチタン素材で、ステンレススチールに比べて約40%軽量。広い範囲に鏡面仕上げを施し、ヘアライン仕上げも交えることによって、光と輝きの変化を持たせている。


ムーブメントは自動巻き機械式の「キャリバー8L45」だ。日差+10秒〜−5秒の精度と約72時間のパワーリザーブを備える。



キャリバー8L45は、セイコーの現行メカニカルムーブメントとしてもっとも安定した精度と、ダイバーズウオッチにも搭載できる堅牢性を備えているという。ケースの裏ぶたはシースルーバックになっており、回転錘や受けに施された波目模様を見られる。


○VANACの現在地



VANACは、キングセイコーの歴史の中で大胆なデザインとカラーリングで異彩を放ってきたシリーズだ。今回の新作はその特徴を受け継ぎつつ、素材や仕上げ、装着性といった現代的な要素を取り入れて実用性とのバランスを高めている。



特に、ケースとブレスレットを含めた外装全体のライン設計に着目したい。単体の造形ではなく、腕に着用したときの連続性としてデザインされている点が見どころだ。


ケース/ブレスレット素材:チタン

ケースサイズ:外径41.0mm×厚さ14.3mm

風防:ボックス型サファイアガラス(内面無反射コーティング)

裏ぶた:シースルーバック

防水性能:日常生活用強化防水(10気圧)

ムーブメント:手巻つき自動巻き機械式「キャリバー8L45」

パワーリザーブ:約72時間

精度:日差+10秒〜−5秒(林利明)

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