ロッテ・毛利海大、現状に満足せず「もう一段階精度を上げていかないと」

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2026年03月20日 09:00  ベースボールキング

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ブルペンで投球練習するロッテ・毛利海大(撮影=岩下雄太)
 「めちゃくちゃ緊張しながら上がってはいますね。周りの方からもそんなに緊張しなさそうだねと言われるので、(緊張しているように)見えてはないのかな。それはいいところかなと思いますね」。



 ロッテのドラフト2位・毛利海大(明治大)は、新人合同自主トレから自分のペースを崩すことなく落ち着いていたが、対外試合・練習試合の登板では“緊張しながらマウンドに上がっている”と話しながらも、変わらず落ち着いている。



 毛利は2月17日の巨人との練習試合で対外試合初登板を果たす。3−3の6回に登板した毛利は、昨季セ・リーグ打率リーグ2位の.301をマークした泉口友汰を初球の146キロストレートで投ゴロに打ち取ると、続くリチャードも初球の145キロのストレートで投ゴロに仕留め、わずか2球で2アウト。最後は荒巻悠を2ボール2ストライクから5球目の135キロスライダーで二ゴロに仕留め、対外試合デビュー戦はわずか7球、1回無失点で終えた。



 3月5日の楽天とのオープン戦で初先発し、3回を無失点に抑えると、本拠地・ZOZOマリンスタジアム初登板となった3月13日の西武戦は4回・67球を投げ、3被安打、2奪三振、2失点だった。



◆ 右打者のインコースのストレート



 毛利の投球を見ていると、右打者のインコースのストレートが非常に良い。



 3月5日の楽天戦、0−0の初回二死走者なしでボイトを2ボール2ストライクからインコースの5球目146キロストレート、同日の楽天戦、0−0の2回先頭のマッカスカーを1ボール2ストライクから4球目、中飛に打ち取ったインコース142キロストレート、3月13日の西武戦、0−0の初回先頭の桑原将志に1ストライクから投じた2球目のインコース144キロストレート見逃しストライクが良かった。



 右打者のインコースのストレートについて「いい球をいっているかなと思いますし、ファウルも取れたりしていたんですけど」と一定の自己評価をしながらも、「渡部聖弥さんにホームランを打たれたのはインコースのまっすぐだったので、もう少し精度を高めながら強い球を投げられたらいいかなと思います」と3月13日の西武戦、0−1の4回無死走者なしの場面で、渡部聖弥に1ストライクから投じた2球目の142キロインコースストレートをレフトホームランラグーンに浴びた一発を反省した。



 右打者のインコースとともに、左打者のアウトコースのストレートも良い。3月13日の西武戦、0−0の3回一死走者なしで滝澤夏央に3ボール1ストライクから投じた見逃しを奪った5球目のアウトコース144キロのストレートは良かった。



 全体的にストレートについて「本当にいい球を投げられていると思います。もう少し球のキレというか、シーズン入るにつれてもう一段階あげられたらいいかなと思います」とまとめた。



◆ チェンジアップ



 変化球ではチェンジアップが、良い落ちをしている。3月5日の楽天戦では0−0の2回一死走者なしでゴンザレスを2ボール2ストライクからチェンジアップで空振り三振に仕留めれば、3月13日の西武戦では、0−0の初回一死走者なしで長谷川を3ボール2ストライクから空振り三振に仕留めた8球目の134キロチェンジアップがストライクゾーンからボールゾーンに良い落ちだった。



 チェンジアップについて「三振が取れる数値が出ているみたいなので、そこは自信を持って投げられていると思います」と話した。



 また、走者がいない時でも、「ずっと同じタイミングで投げていても、バッターもタイミングがとりやすくなると思うので、少しでもズレてくれたらと思って使っています」と、時折クイックを織り交ぜて投げるなど、打者のタイミングを外し、工夫を凝らしている。



 ここまで、自身が思い描いた球、やりたいことが「できていますね。しっかりゾーンで勝負というところもできていますし」と分析する。



 「もう一段階精度を上げていかないと打たれるかなと思うので、もっと上げていきながらやっていきたいです」。毛利は、20日の中日とのオープン戦の先発予定。オープン戦最後の登板になるであろうマウンドで、どんな投球を見せるか注目だ。



取材・文=岩下雄太

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