
<競泳:日本選手権>◇第2日◇20日◇東京アクアティクスセンター◇女子1500メートル自由形
昨夏のオープンウオーター(OWS)の世界選手権金メダリストで同大4年の梶本一花(22=枚方SS)が、女子1500メートル自由形で日本学生新記録の15分58秒59で2連覇した。400メートルとの2冠も達成。派遣標準記録も突破し、すでにOWSで代表入りの8月のパンパシフィック選手権(米国)と9月の愛知・名古屋アジア大会の代表入りを確実にした。今夏も二刀流の挑戦へと泳ぎ出す。
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世界の海で頂点を極めた梶本が、07年の柴田亜衣の日本記録(15分58秒55)に100分の4秒差に迫る好タイムでフィニッシュした。2組目で終盤まで日本新ペースを維持してきたが、残り50メートルで失速。電光掲示板を見た瞬間、自己記録を10秒以上更新し、派遣標準を切れた喜びと記録更新を逃した悔しさが交錯した。
「とにかく『耐えろ』という気持ちで泳いでいた。ベストは絶対に出ると思っていたけど、ここまで日本記録に迫っているとは思わなくて…。徐々に悔しさがこみ上げてきた」
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昨夏のシンガポールで開かれた世界選手権では、OWS新種目の3キロノックアウトスプリントで金メダル。さらに女子5キロでも銅と日本勢初の表彰台に立った。だが今大会前の高地合宿では思い通りの泳ぎができず、自信を失いかけた。
それでも、枚方SSの太田コーチとの1時間の面談で前向きな言葉をかけられた。決勝前は「何も心配せずに行ってこい」。恩師の言葉を刻み、水をかき続けた。
OWSに加えて、世界の水路の代表切符をつかんだ「デュアルスイマー」は、昨年に続く中長距離3冠へすでに切り替えていた。「16分台を切れたことはOWSでも自信になる。次こそは日本記録を超えていきたい」。最終22日の800メートルへ力を込めた。【泉光太郎】
◆梶本一花(かじもと・いちか)2004年(平16)3月7日、大阪府生まれ。生後4カ月からベビースイミングを始めた。中学からはオープンウオーター(OWS)にも挑戦。四條畷学園高から同大に進み、枚方SSで鍛錬を積む。昨年の日本選手権は400、800、1500メートルの3冠。夏はOWS世界選手権で日本勢初の金含む2種目メダルにも輝いた。趣味は100均めぐり。165センチ。
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