テレ朝・千々岩森生記者がトランプ大統領「真珠湾攻撃」発言引き出す 有働由美子信頼のベテラン

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2026年03月21日 11:15  日刊スポーツ

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テレビ朝日

高市早苗首相とトランプ大統領が19日に行った日米首脳会談では、イラク攻撃を日本など同盟国に事前に知らせなかった理由について日本の記者から問われた際、トランプ大統領が「真珠湾攻撃」に触れて返答し、物議をかもした。


トランプ大統領は「日本ほど奇襲に詳しい国はない」と皮肉を込めて説明。高市首相に対しても「(日本は)なぜ真珠湾攻撃を知らせてくれなかったのか」と冗談めかして語った。高市氏は言葉は発さず、目を大きく見開いていた。


この質問したのはテレビ朝日の政治部官邸キャップ、千々岩森生記者。ワシントンや中国総局など各国に勤務経験があり、米国、中国を中心とした国際情勢に明るいベテランだ。中国総局赴任時の21年にはコロナ禍が直撃。3週間近く大連でホテルの部屋から一歩も出られない隔離生活を余儀なくされたが、配給された弁当に付くみかんの皮を床に並べて日数をカウントするなど、リアルで的確なリポートには定評がある。政治部キャップとしても、小泉進次郎防衛相ら幹部を勢力的に取材。現場にもよく顔を出し、ある政界関係者からは「取材熱心」との評価を得ている。


スタジオ出演時にはちょうネクタイがトレードマーク。レギュラーコメンテーターを務める「有働Times」(日曜午後8時56分)MCの有働由美子からは「ちょうネクタイしているけど、解説はハード」と、是々非々のコメントに信頼を置かれている。


千々岩氏は、20日に現地から出演した「大下容子ワイド!スクランブル」(月〜金曜午前10時25分など)で、質問の真意について説明。大下容子アナから「千々岩さんのトランプ大統領への質問に対する、大統領の発言が物議をかもしているというか、ニュースになっていますけど、そのあたり、説明してもらえますか」と聞かれた千々岩氏は「これはですね、日本でもやはり『何でアメリカが勝手に始めた戦争に、我々が巻き込まれなければいけないんだ』と。『アメリカの勝手に始めたものに、支援を求められなければいけないんだ』と。しかも軍事を含めてですね。そういう違和感、モヤモヤは我々、持っているわけですから、そこに疑問をぶつけようと思いまして、なぜ同盟国に言わないんだ、と。日本はこれだけ困っているじゃないか、という質問を投げかけた」とした。


その上で「そうしますと、トランプ大統領は真珠湾攻撃を言いながら切り返してきた、ということで、非常に私は違和感を持ちましたし、そもそも真珠湾攻撃というのは、あれほどアメリカ、特にトランプ大統領のようなタイプのアメリカ人というのは特に、真珠湾攻撃に非難、批判的な気持ちを持ってきたはずですけど、それをだしにイラン攻撃の話をそちらにすり替えるということは、非常な違和感を持ちましたし、何かこう、私のような日本から来た記者を小ばかにしてやろうと思ったんだと思いましたけど、語るに落ちた気がしました」と振り返った。


トランプ大統領は当該発言後に「彼はいいリポーターなのか」と日本側に質問。茂木敏充外相が「So so(まあまあ)」と回答し、笑いが起きた様子も拡散されている。


千々岩氏の質問については、SNSだけでなく他局番組などでも取り上げ、賛否が起きている。20日の日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」では、宮根誠司が「びっくりしたのは、トランプ大統領から真珠湾攻撃の話、出てきました。高市さん、ちょっとびっくりしたような顔されてました」と話題を振ると、現地取材した日本テレビ政治部官邸キャップの矢岡亮一郎記者が「高市さんだけではなくて、茂木外務大臣、尾崎副長官、日本側の出席者は驚いた表情で、正直、何を聞いてくれているんだろう、という感じもあったんだろうと思います。イランへの先制攻撃というのは、トランプ大統領を逆なでする可能性もある質問でしたから、そういう質問に対してトランプ大統領が冗談もまじえて返してきた。かなりアメリカメディアもこの点、こちらで報じてまして、冗談で日本の真珠湾の話を総理大臣の前で言って返したというような、トランプ氏の外交上の慣例を軽視する傾向ということですね。非礼だ、という風にも伝えています」と現場の空気感を伝えた。

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