
高1で出会い、10年後に結婚。そして時を経た現在……。今回は2022年11月にYouTubeで公開され、ねとらぼの記事でも大きな反響を呼んだ夫が妻へ贈った結婚式でのサプライズムービーについて、投稿者でフォトグラファーの浜田惟寛(はまだ のぶひろ)さんに話を聞きました。
話題になった同動画は、浜田さんが結婚式当日に妻に贈ったサプライズムービーです。Mr.Childrenの楽曲『しるし』にのせて、2011年7月1日〜2022年7月1日までの10年間の思い出を振り返るというもので、2人の出会いは15歳(高校1年生)。
同じ学校に通う同級生で、お互いに初恋でした。当時は、慣れない愛情表現に恥ずかしくなったことが原因でケンカし、修学旅行を抜け出して向かった海辺で仲直りしたり……なんてこともあったそうです。
かけがえのない青春の1ページを記録したほほ笑ましい写真の数々。しかし、2人は高校を卒業してから数年後に遠距離恋愛をすることになりました。浜田さんは、お金がないため深夜バスで会いに行き、帰りたくない気持ちと終わりが見えない日々に、バスターミナルで泣くこともあったといいます。
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それでも季節ごとのイベントを一緒に過ごしたりと、浜田さんが撮影した日常のワンシーンには温かな空気が流れていて、2人の心の距離は変わらないどころか、より縮まっていったのが伝わってきます。
そして遠距離恋愛を乗り越えた2人は、付き合ってから10年後、無事に結婚式を挙げることができました。いつからか、気恥ずかしい愛の言葉もまっすぐに伝えられるようになった浜田さんは、妻を撮った写真の合間に「あの時 告白してくれてありがとう」「今日まで 愛し続けてくれてありがとう」など、妻への感謝と愛をテロップにして伝えました。
結婚式当日、このサプライズムービーを見た妻は、大粒の涙を浮かべて「何度も何度もありがとうと言ってくれました」とのこと。つらい時期をくぐり抜け、初恋同士の夫婦となった2人の軌跡には、「感情ぐちゃまぜで号泣です」「素敵すぎて涙が!」「こんな素敵な青春をしたかったなぁ」「私も生まれ変わったらこんな風に愛されたい」などの声がたくさん寄せられました。
そんな2人は2026年で出会って15年が経ったといいます。ねとらぼ編集部はこの節目に合わせて、高校生のころから妻の写真を撮り続けている浜田さんに、前回掲載された記事の反響や、日々の撮影についてお話を聞きました。
――投稿や記事に寄せられた反響についてのご感想をお聞かせください
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浜田さん:前回の記事をきっかけに、普段は交わらない層の方にも写真や動画が届いた感覚がありました。「知らないのに泣いた」「短編映画を見たみたい」といった声をたくさんいただいて、うれしかったですし、驚きもありました。
カメラで切り取ってきた、「フィクションでもない、僕らが過ごしてきた日々」は、自分たちにとってはそのままの幸せで、ありふれた愛だと思っていました。それを見ていただく……そうして受け取ってくださった方の人生や記憶と、ふっと重なる瞬間があったこと。そうやって誰かの日々に溶けていっているんだなぁと思うとうれしかったです。
その一方で、自分たちの生活が少しだけ“外”に引っ張られる感覚もあるので、写真のために出かけることなどはないように、そこは距離を間違えないように意識しています。それでも、写真や動画が誰かの気持ちの置き場所になっていたら、続けてきてよかったと思っています。
――お写真を撮影される際に、意識されていることなどはありますでしょうか
浜田さん:いちばん意識しているのは「うまく撮ろう」としすぎないことです。構図や光はもちろん大事ですが、生活は、整っていない瞬間のほうが本当の顔が出ることが多いので、そっちを逃さないことを優先しています。
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あとは、撮る側の都合で相手を動かさないこと。妻や家族が“いつものまま”でいられる距離感で撮ることは15年変わりません。
写真にしたいのは、イベントよりも、間の時間です。言葉にするなら、記念写真というより「日々を置いておく」感覚に近く、時間を残すことの意識が大切なんだと身をもって感じます。
浜田さんは現在、愛する妻はもちろん、2人の間に生まれた大切なお子さんと過ごす日常を写真におさめています。家族をそばで見守るツーショット、自然と笑顔こぼれるスリーショットなど、見ているだけで心温まる写真は、主にInstagram(@photog_hiro)で公開中。思い出の動画やスライドショーはYouTubeチャンネル「妻と金木犀」やTikTok(@photog_hama)、Webサイトでも公開されています。
動画提供:YouTubeチャンネル「妻と金木犀」
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