女子アジアカップ優勝を果たしたニールセン監督 オーストラリアで開催されていた「AFC女子アジアカップ2026」を見事に制したなでしこジャパンのニルス・ニールセン監督が、優勝報告会権を行った。
1日から21日にかけて開催されていた「AFC女子アジアカップ2026」。2024年12月に就任したニールセン監督の下、2大会ぶり3度目の優勝を目指してなでしこジャパンは戦った。海外組が中心となったメンバー構成の中、なでしこジャパンはグループステージでチャイニーズ・タイペイ、インド、ベトナムを相手に17得点無失点で3連勝を果たすと、準々決勝ではフィリピンを相手に7ー0で大勝を収め、ブラジルで2027年に開催される女子ワールドカップの出場権を獲得。準決勝では韓国を相手に大会初失点を喫するも1ー4で勝利すると、決勝では自国開催となったオーストラリアを相手に0ー1で勝利を収め、見事にアジア女王に返り咲くことに成功した。
大会終了からまもない中、23日には帰国したニールセン監督が記者会見を実施。大会優勝を喜び、多くのサポートへの感謝を口にした。
「オーストラリアで1カ月、素晴らしい大会を過ごしました。まず、ホスト国であるオーストラリアには非常に素晴らしい大会運営をしていただいたことに感謝をしたいと思う。また、オーストラリアに来ていただいたメディアの方々にも、本当にチームの一員として、色々と助けていただいたかなと思う。ありがとうございます」
「選手たちに関しては、本当に素晴らしい才能であったり、チームスポーツの良さというのを見せてくれたかなと思っている。少しずつ小さなターゲットをしっかりとクリアしつつ、大きなターゲットにということで、今回はアジアカップを制することができた。やはり忘れてはならないのは、メディアの方も含めて、ファンの方も含めて、全員が同じターゲットに向かって助け合うことができれば、より勝てるチャンスというのが大きなものになるということだ」
「決勝戦では選手が本当に素晴らしい試合をしてくれた。簡単なゲームではなかったが、やり遂げることができたかなと思うし、日本にいたファンの方、残念ながらスタジアムに来れなかったファンの方たちの本当の思いっていうのも非常に感じることができた。メディアの方も色々な方法で、こうした日本の女子サッカーのことを伝えていただいて本当にありがたく思っている。今後とも同じように協力していただければと思う。本当にありがとうございました」
また、チームの成長について問われると「満足してしまうとそれ以上良くならないので、今後もチームとしてはより向上していきたい」とコメント。「今回のチームでは本当に若い選手が非常にいい活躍をしてくれた。それは心理的安全性を確保した上で、パフォーマンスを出せたということで、チームとしてもそういった若い選手も活躍できるような雰囲気だったり状況を作ったことが良かったのかなという風に思う」と、若手がプレーしやすい環境がチームにもあったという。
さらに、選手の名前を挙げて評価をしたニールセン監督。「千葉玲海菜選手に関しては本当に素晴らしい活躍をしてくれた。植木理子に関しては、得点王を獲ってくれたということで。やっぱりチームに得点王がいるということは非常に嬉しいこと」と評価。また、「長谷川唯の活躍は本当に誇りに思うし、あと熊谷紗希は本当に素晴らしいチームを引っ張ってくれた」と経験のある選手たちも称えた。そして決勝戦で見事なゴールを決めた浜野まいかについても「本当に素晴らしいゴールを決めてくれた」と言及。「選手たちに非常に才能があるということは分かっていたが、それをいつ出せるかということが重要になってくる。結果を掴むということが今回の大会ではできたので、選手もより自信になったのかな」と、自信につながる優勝だったと振り返った。
アジアを制したなでしこジャパンは、4月にはアメリカ遠征を実施しアメリカ女子代表との3連戦を戦うことが決定。6月には大阪、11月、12月には広島と岡山で国際親善試合が実施。また、9月から10月にかけてはアジア競技大会が愛知県で開催。女子サッカーも行われる。