
俺は再び母のお見舞いに行った。ランさんと連絡がとれたと報告すると、母は嬉しそうに、そして期待するかのように「いつ来てくれるの?」と聞いてきた。俺は母の顔をまっすぐ見つめることができなかった。でもちゃんと言わないといけない。これが俺たち家族の……俺の両親のしてきたことなのだから。


母は、ランさんに会いに行けなかった理由を並べていたが、どれも自分本位。自分のことしか考えていなかったのだなと改めて感じた。俺も浅はかだった。母の気持ちにばかり目を向けていて、ランさんたちの気持ちなんて想像すらしなかったのだから。
想像できていたら、連絡なんてできなかっただろう。



ランさんのことを想い、思わず母に強い口調で接してしまった。
俺はずっと幸せだった……。でも俺の幸せは、ランさんたちの犠牲の上に成り立っていたんだ。
|
|
|
|
ランさんに謝ることができなくて、会うことも許されることもないまま、きっと母は亡くなっていくだろう。
でもそれを受け入れることが、今の母にできる最大の「贖罪」ではないだろうか……。
俺は母のそばにいることを選んだが、どうかランさんがこれからも幸せでありますようにと、陰ながら祈っている。
原案・ママスタ 脚本・渡辺多絵 作画・よしはな 編集・石井弥沙
|
|
|
|
