インタビューに答える、りそな銀行の千田一弘次期社長=18日、東京都江東区 りそな銀行の社長に4月1日付で就任する千田一弘常務執行役員は時事通信のインタビューに応じた。千田氏は「日本経済の課題は、スタートアップ(新興企業)の育成が進んでいないことだ」と指摘。同行がこれまで手掛けてきた新興企業融資は創業初期の企業が主な対象だったが、新規株式公開(IPO)などを見据える成長後期の企業への融資を今後拡大させ、育成に取り組む考えを示した。
千田氏は「(新興企業が)製品の試作から量産化や実装に進むためには大きな資金が必要になる」と述べた上で、「新興企業の数は増えてきたが、さらに成長させていくためには資金の出し手が足りていない」と語り、融資で支える意義を強調。新興企業向け融資の判断には難しさもあるが、「われわれの目利きのレベルも向上させていく」と意気込みを示した。
「金利のある世界」が到来し、金融業界では貸し出しの原資となる預金の獲得競争も激化している。千田氏は「強みである住宅ローンを入り口に、預金の中でも特に重要な個人預金の獲得につなげたい」と述べた。

インタビューに答える、りそな銀行の千田一弘次期社長=18日、東京都江東区