実売2万円台前半で3年保証付き! 縦置きでも使えるASUSの16型モバイルディスプレイ「ZenScreen MB16FC」を試す

0

2026年03月27日 12:11  ITmedia PC USER

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

ITmedia PC USER

ASUS JAPANの16型モバイルディスプレイ「ASUS ZenScreen MB16FC」。

 ASUS JAPANの「ZenScreen MB16FC」は、16型のモバイルディスプレイだ。15.6型よりも一回り大きい画面を搭載し、高級感のあるデザインを採用しながら実売価格は2万円台前半と、リーズナブルな価格を売りにする1台だ。メーカーから機材を借用したので、レビューをお届けする。


【その他の画像】


●高級感のある外観 スピーカーは非搭載


 まずは基本的な仕様をざっと押さえておこう。画面サイズは15.6型で、解像度は1920×1200ピクセル(アスペクト比は16:10)、IPS方式のパネルを採用しており、画面はアンチグレア仕様となっている。タッチ操作には対応しない。


 視野角は水平/垂直ともに178度、輝度は300ニト、コントラスト比は1000:1、応答速度は5ms(GtoG時)、最大リフレッシュレートは75Hzとなっている。スペック上際立った特徴こそないものの、リフレッシュレートが一般的なモバイルディスプレイよりも高いことは、売りになる部分と言えるだろう。


 ボディー背面には一体型のキックスタンドを搭載しており、無段階で角度を調整できる。また縦置きでの利用にも対応する。さらに背面には4分の1インチのネジ穴があり、三脚などに取り付けることも可能だ。ちなみに、VESAマウント穴は用意されていない。


 接続方法はHDMIとUSB Type-Cだ。USB Type-Cは2ポートあるが、役割はどちらも同じとなっている。ちなみにイヤフォンジャックは搭載している一方で、スピーカーは省かれているので注意したい。昨今のモバイルディスプレイでは珍しい仕様だ。


 重量は公称で約900g、実測では934gだった。一般的な15.6型よりも一回り大きく、スタンド込みの重量とはいえ、やや重めなのは間違いない。また背面は段差のない設計なのはよいのだが、厚さは約1.1cmと、決して薄型というわけではない。


 付属品は2つの接続方式に対応したケーブルに加え、スリーブケースがセットになる。スリーブケースは開口部が大きく出し入れも容易で、使い勝手もよい。サイズの割に軽量なため、持ち歩く場合に本体の重量を軽減してくれる。


●縦置きはもちろん三脚への取り付けに対応 パススルー給電もOK


 では、実際に使ってみよう。接続方法はUSB Type-CとHDMIの2択だ。USB Type-Cポートは2基あり、どちらを用いても構わないが、本製品のポートは側面のかなり上方にあるため、必然的に低い位置にある側のポート(ポート2)を使うことになるだろう。


 アスペクト比は16:9ではなく16:10ということで、天地方向にも余裕がある。色合いは自然で、斜め方向から見た時に端が暗くなることもない。なおUSB Type-C接続の場合、デフォルトでは明るさが「65」になるが、今回試した限り「100」まで上げてもリセットされることはなかった。


 本製品の利点の1つは、縦置きでの使いやすさだ。背面スタンドの側面が縦置きを前提として斜めにカットされており、自然な角度で配置できる。後述するユーティリティー「DisplayWidget Center」を用いれば、自動回転にも対応可能だ。この他、4分の1インチネジ穴を使っての設置にも対応するなど、自由度は高い。


 本製品はパススルー充電にも対応している。試しに本製品に100WのUSB Power Delivery(USB PD)充電器を接続したところ、ノートPCからは60Wの電源に接続していると認識された。スペック上は最大65Wとなっているので、ケーブル側にアンペア数の制限があるのかと思い5A対応のUSBケーブルと交換してみたが、やはり60Wのままだった。ともあれ、ノートPCへの給電においても十分な電力を供給できることに変わりはない。


●洗練されたOSDメニューの操作性


 OSDメニューは本体正面の左下にあるボタンで操作する。2つ並んだボタンの左側は、上下/左右に倒して移動、押し込むと決定というジョイスティック状の機構を備えており、実質このボタンだけで全ての操作を行える。操作性は洗練されており、直感的に扱える。「戻る」が左ボタンに割り当てられているのが、若干慣れを必要とするという程度だ。


 WindowsおよびMac用のユーティリティー「DisplayWidget Center」を用いることで、画面の自動回転や分割機能などが使えるようになる。本体側でできる設定項目の多くをカバーしており、WindowsおよびMacとの組み合わせであれば、このユーティリティーで設定を済ませることも実質可能だ。


●実売2万円台前半で3年保証が付帯 買って失敗のない1台


 以上のように、本製品は縦横どちらの向きでも使いやすい設計と、配線のしやすさを意識したケーブルの仕様、さらに操作性に優れたボタンと、近年複数のメーカーから登場している2万円以下の激安モデルと比べて、ワンランク上の製品という印象だ。ヘアライン加工が施された背面は高級感もあり、チープさを感じないのも好印象である。


 それでいて、実売価格は同社直販サイトで2万3220円と極端な価格差はなく、プラス数千円を出すだけの価値は十分にある。3年保証が付属するのも魅力だ。


 唯一使っていて気になったのは、このクラスの製品としては若干重量があることだが、それにしても持ち歩く際は保護ケースの軽さで相殺されるので、むしろデスク上で安定して使える強みとなりうる。厚みのあるゴム脚など細部にも使いやすさを高める工夫が見られ、買って失敗のない1台と言えそうだ。



    ランキングIT・インターネット

    前日のランキングへ

    ニュース設定