
3月25日、東京都内で開かれていた『マンガ 赤と青のガウン』刊行記念イベントに出席された三笠宮家の彬子さま。文芸評論家の三宅香帆さんとともに、約1時間にわたりトークを繰り広げられた。
本作は、累計43万部を突破した彬子さまの大人気エッセイ『赤と青のガウン』(PHP文庫)を原作とし、漫画家・池辺葵さんの手によって新たな形で描かれた漫画だ。
「彬子さまはイギリス・オックスフォード大学で、女性皇族として初めて海外で博士号を取得されています。原作のエッセイはその留学生活が、みずみずしい文体で美しく表現された作品です。この日のイベントも60人ほどが集まり、彬子さまのお話に耳を傾けていました」(皇室担当記者)
このイベントでは、彬子さまが“活字中毒”でいらっしゃること、学生時代には「自転車同好会」に所属されていたことなど、意外なエピソードを明かされていた。また書店員から“文庫版『赤と青のガウン』の購買層は40〜50代の女性が多く、漫画化では対象年齢が10歳下がる”とお聞きになったという彬子さまはその話にちなみ、若い世代に対する思いを次のようにお話しされていた。
「やはり(若い世代の学生が)留学を最近しないというか、海外に出ることをためらわれる方が。円が強いわけではないので、難しい時代ではあると思うのですが……。
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日本にいてもオンラインアプリなどで英語を学べますが、実際に海外で多くの人と交流すると、アプリからでは得られないところが大きいと思います。“留学してみようかな”“海外で勉強してみよう”と思う人が少しでも増えるのであれば、(漫画化も)いいかなと……」
彬子さまのこのご発言のうち、ある宮内庁関係者は世界情勢に言及された部分が印象に残ったとし、こう続ける。
「私が印象に残ったのは、“円が強いわけではないので”と述べられたことです。彬子さまが留学された2004年の円ドルの為替レートは1ドル110円前後、円ポンドは1ポンド190〜200円台前半という水準でした。2026年3月は、1ドル150円台後半、1ポンドは210円台前半です。“超円安”とも言われる円安が続く要因のひとつは、ここ数年来の世界情勢の不確実性にあると言われています。また昨今は、イラン情勢による原油高も重なり、さらに円安が進行している状況です。
先日は高円宮妃の久子さまが、国際環境NGOのバードライフ・インターナショナルの名誉総裁として、日本外国特派員協会で記者会見に臨まれました。その質疑応答で、ホルムズ海峡の封鎖について言及されたことが注目を集めていました。それは、両陛下をはじめ皇室の方々は、戦争や事件に対しては慎重な姿勢で臨まれる不文律があるからです。
イベントの前日まで彬子さまは、モナコとルクセンブルクを訪問されていました。欧州ではウクライナやイランの情勢に関する報道も日本よりも多く、人々の大きな関心事となっています。
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彬子さまもそうした緊迫した空気をご訪問中にお感じになったのでしょうし、久子さまと同じように、現在の世界情勢に対して危機感を抱いていらっしゃっているのではないでしょうか。そうしたことも、昨今の情勢に対するお言葉につながっているようにお見受けしています」
一日でも早く平和が訪れ、世界各地で人々が心を通わせられるようになることを、彬子さまも心から願われているにちがいない。
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