
FIFAワールドカップ2026出場国紹介 スコットランド
サッカー日本代表が3月28日(現地時間)にグラスゴーで対戦するスコットランド代表を紹介。W杯欧州予選では最終節での劇的勝利で28年ぶりの本大会出場を決めた。プレミアリーグやセリエAの実力者も揃う好チームだ。
【予選最終戦で劇的勝利。28年ぶりのW杯へ】
北中米W杯欧州予選グループCを首位通過したスコットランド。今回の欧州予選のなかでも、最も劇的な結末によって28年ぶりに本大会出場を手にした。
2025年11月18日のグループC最終節。勝点差1の2位で追いかけるスコットランドが、ホームのハムデン・パークに無敗で首位に立つデンマークを迎えた。デンマークは前節、ホームで最下位のベラルーシと痛恨の引き分け。これによってスコットランドは最終節で勝利すればW杯出場というチャンスが巡ってきた。
運命の最終節は、スコットランドが幸先よく先制していきなりゲームが動く。開始3分、スコット・マクトミネイが右からのクロスを鮮やかなオーバーヘッドキックでゴールに叩き込んだ。
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しかし、57分にアンドリュー・ロバートソンがペナルティエリアのラインを踏むギリギリのところでグスタフ・イサクセンを倒し、VARの介入によってデンマークがPKを獲得。エースのラスムス・ホイルンドが決めて1−1の振り出しに戻る。
61分にデンマークはラスムス・クリステンセンが2枚目のイエローで退場。スコットランドに追い風が吹くと、78分にコーナーキックからローレンス・シャンクランドが勝ち越し弾。しかし、そのわずか3分後、デンマークのパトリック・ドルグに決められ、再びスコアが並ぶ。
このままデンマークが逃げ切るかと思われたアディショナルタイム3分、スコットランドは相手のクリアし損ねたボールを、キーラン・ティアニーがペナルティエリア外からダイレクトのミドルシュートを撃ち抜き、この試合2度目の勝ち越し弾。
そしてアディショナルタイム8分、ケニー・マクリーンがハーフウェーラインから、前に出ていたGKカスパー・シュマイケルの頭上を越すロングシュートを決めて勝負あり。スコットランドが劇的な勝利で、1998年フランスW杯以来の大舞台への復帰を果たした。
【堅実で戦える選手が揃う】
今大会のスコットランドは、この最終節でわかるように最後まで決して諦めない不屈のチームだ。メンバーに決して派手さはない。それでもリバプールのロバートソン、アストン・ヴィラのジョン・マッギン、ナポリのマクトミネイらを中心に、堅実で戦える選手が揃っている。
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そんなチームを率いるスコットランド人のスティーブ・クラーク監督は、規律ある守備組織を形成し、しぶとく、負けない集団を作り上げた。
7大会ぶりのW杯出場に、スコットランドのサポーターは沸き、期待を膨らませている。本大会では王国ブラジル、アフリカ王者のモロッコ、ハイチと同組のグループC。スコットランドにとっては、決して楽なグループではない。それでも不屈のチームは決勝トーナメント進出を目指し、タフに戦い抜くだろう。
そんなスコットランドでは、これまでセルティックで多くの日本人選手がプレーし、今シーズンも前田大然、旗手怜央が在籍している。日本のサッカーファンにとっても縁の深い地で、日本代表がスコットランドとどんなゲームを繰り広げるのか。
>>後編「イングランド代表紹介」はこちら
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