欠席すれば「学校行事に興味がない」とボスママからチクリ……。保護者会って意味あるの?

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2026年03月28日 22:10  All About

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出席者が激減しており、参加する意味がないという声も聞かれる保護者会。中には、欠席したら「専業主婦なのに時間がないなんて」と悪口を言われた人も。共働きが多い現代で、保護者会の存在意義を見いだすことはできるのだろうか。※サムネイル画像:PIXTA
公立小中学校では保護者会とか懇談会とか呼ばれる、教師と保護者の会が催されていることが多い。多くは授業参観のあとに行われるが、参加者が激減しているのが現状だという。

実際、「授業参観は行くけど、保護者会には行かずに子どもと一緒に帰ることがほとんど」とある40代女性は言った。

参加する意味が感じられない

「ふだんは仕事をしていますが、授業参観だけはなるべく行くようにしています。そうするとどうしても子どもが一緒に帰りたがる。その日はずっと一緒にいられると思うからでしょう」

トモカさん(39歳)はそう言う。それでもたまには出ておいた方がいいだろうと、数回、出席したが、「何のための会なのか分からなかった」そうだ。

「先生を囲んで、自己紹介とか自分の子のこととか少し話しましたが、そこであまりネガティブなことを言うと他の保護者にどう思われるだろうと思うから深い話はできない。みんな当たり障りないことを言って、先生側もプリントしたものを読んで終わり。

特に議題があるわけでもないし、前向きな話題もない。人数が少ないから、クラスで何かやりましょうということにもならない」

そもそも自己紹介で何を話せばいいかと、別のクラスのママ友に聞かれたこともあった。

そのママ友は「私は人前で話すのが苦手。しかもどこまで本音を言ったらいいか分からない。何か変なことを言ったら、子どもに不利益があるのではないか」と悩んでいたという。

たまった家事をする方が有意義

「実際には不利益はないみたいだし、保護者と教師が互いに分かりあえるようにという会らしいですが、ママ友が疑念をもつのも分かる。結局、顔ぶれはいつも同じだし、なんら発展のない会なんですよね。厳しい言い方ですが」

季節ごとに開かれるこの保護者会だが、今年小学4年生になる娘のクラスの会に、トモカさんが出席する予定はないそうだ。

「娘も大きくなって、今後、一緒に帰りたがるかどうか分かりませんが、それでも私は授業参観だけしか出席しないと思います。帰ってたまった家事をやった方が生活としてはよほど前向きだから」

こういう人が多いのかもしれない。学校側も苦慮して保護者会の回数を減らすなどしているようだが、これという解決策は見当たらないのが現状だ。

出席を勧められたけれど

「私、保護者会には苦い思い出があるんです」

そう話してくれたのはフミさん(44歳)だ。長男が中学2年、次男は小学5年生になる。

「長男が小学校に入ったころ、専業主婦だったんですが、次男がまだ3歳だったし、保護者会まではなかなか行けなくて。近所のママ友が『行かなくても大丈夫よ』と言っていたし。そうしたら同じクラスのボスママが『あなた、働いてないんでしょ。仕事をしている人だって時間をやりくりして出席しているんだから出てよ』って。

ボスママも専業主婦なんですけどね……。『私は4人も子どもがいるから、学校のことは任せて』というような仕切りタイプだから、とりあえず出てみたんです。そうしたら出席者は5、6人。ボスママが仕切るだけで先生もあまり語らず、何の懇談会か分からなかった」

そもそも出席については任意なのだからと次回は、どうしても用があってとボスママに言って欠席した。

「そうしたら翌日には、『あの女は学校行事に興味がない。専業主婦なのに時間がないと言い放った』といううわさが駆け巡って……。ま、ボスママが言ったことだからとみんなは同情的だったから助かりました。

しかもボスママ、それからすぐに夫が失業して実家に戻ることになったので会わずにすみましたが、保護者会と聞くとあの一件を思い出してちょっと気分が落ちます」

中学校の保護者会に参加してみたら

今も小中学校ともに懇談会はあるが、相変わらず出席者は少ない。

「ただ、中学のクラス担任がとてもいい方で、個別の名指しはしないけど、最近、クラスでこんなことがあった、あんなことがあった、そして子どもたちはこうやって解決したなどと、とても丁寧に話してくれるんです。

そういう話題が出たら、家ではこんなふうな話し合いに展開していくと子どもの視野が広がるといった前向きな提案もしてくれる。中学生になると何でも家で話すわけではないから、親としては些細なことでも担任から聞けるのは悪くないなと思っています」

出席者が増えているわけではないが、保護者会のやりとりがLINEで伝わり、「次回は行ってみる」という人も出てきている。

担任と保護者、立場は違っても子どもを思う気持ちは同じ。「結局、やり方の問題かなと思います」とフミさんは言う。一概に「無駄な会」とも言い切れないのかもしれない。
(文:亀山 早苗(フリーライター))

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