大阪杯2026に出走予定のダノンデサイル(撮影:下野雄規) クロワデュノール(牡4、栗東・斉藤崇史厩舎)とダノンデサイル(牡5、栗東・安田翔伍厩舎)の2頭が、大阪杯(4歳上・GI・芝2000m)でレース史上初となる日本ダービー馬の戴冠を狙う。
意外に思われるかもしれないが、17年のGI昇格以降に限ると、大阪杯を日本ダービー馬が制したことは一度もない。GII時代は92年のトウカイテイオー、13年のオルフェーヴルなど、むしろ日本ダービー馬が強いレースだったが、GI昇格を機に傾向が一変。以降は延べ9頭が参戦して、19年のワグネリアンと21年のコントレイルの3着が最高着順。1番人気が2頭、2番人気が1頭含まれていることを考えると、不可解な苦戦と言えるだろう。
しかし、今年はジンクスが破られる可能性が大いにある。なぜなら強力2頭が参戦するからだ。まずは24年の日本ダービー馬のダノンデサイル。25年もドバイSCを制し、ジャパンCと有馬記念で3着だから、現役屈指の強豪であることは間違いなし。今回はドバイ遠征を見送っての参戦となるが、上位争いは確実だろう。そしてもう1頭が25年の日本ダービーを制したクロワデュノールだ。近2戦は凱旋門賞が14着、ジャパンCが4着だが、前者は特殊な道悪、後者は帰国初戦で完調手前だったので、決して評価を落とす必要はない。この中間でしっかりと立て直されたはずなので、真価を問われる一戦となる。
ともに本領発揮なら一騎打ちとなっても不思議はない。日本ダービー馬の称号に相応しいレースを見せてくれることを期待したい。