
「了解」「OK」「〇〇買ってきて」「〇時に帰る」──。
結婚生活十年以上のアラフィフ夫婦にとってのLINEは、もはや「業務連絡ツール」。若者カップルのように「気持ちを伝え合うツール」ではありません。
しかし、文字だけの無機質なやりとりであっても、その「行間」からは愛情の度合いが感じとれるもの。相手に対する無関心さは、LINEだとより一層、冷めて映ります。
あなたは、そんな冷めた夫婦関係でいいと思いますか?
たとえ空気のような存在であろうと、長年連れ添ったパートナー。夫婦として、あるいは子どもを含めた家族として、大事な時期や大変な出来事を乗り越えて今があります。熟年離婚も辞さないほど心が離れてしまったのであれば仕方がないですが、そうでないとすれば、これからも夫婦として仲よく暮らしていきたいですよね。
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LINEは「家族グループ」でトークしよう
アラフィフ夫婦LINEにありがちなのは、トークが業務連絡だけになってしまうこと。子どもの送迎、ゴミ出しの指示、買い物リスト、帰宅時間報告など連絡事項はもちろんした方がいい(しないのは論外)ですが、LINEをそれだけにしか利用しないのは、あまりに義務的です。
本来なら顔を合わせて話し、感謝やねぎらいの言葉も添えるのがベストなコミュニケーション。夫婦共働きで忙しい朝など、言い忘れたことをLINEで伝えるくらいならいいですが、会話履歴が残る便利さについ「大事なことほどLINE」で済ませるようになると、いつしか夫婦の会話が減り、まるでビジネスパートナーのような関係になってしまいます。
そんなクールすぎるLINEのトークを解消するのに一役買うのは、娘や息子の存在。
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本来、リビングで家族がそろっているときも、他の家族には関係のない連絡はしているはず。その空気感がLINEのトーク画面に移動しただけです。
グループLINEは会話が増えると通知が鳴りっぱなしになるので、普段は通知をOFFにしておけばOK。夫宛て、子ども宛ての業務連絡については、先頭に宛名(@をつけると相手を選択できる)を添えて。そうすれば指名した相手のスマホにだけ通知が届きます。逆に全員すぐに見てほしいなら「@ALL」と入れれば、全員に通知が飛びます。
もう成人し別々に暮らしている子どもでも、グループに入れましょう。むしろ離れているからこそ、互いの日常が垣間見れるのは、子どもにとってもメリットです。
LINEを使い慣れた若者のトークを見習おう
家族グループでは、くだらない「聞いて!」や「見て!」といった内容も盛り込んでみましょう。身近な家族の反応はきっと、見知らぬ他人相手のSNSとは違った楽しみになると思います。|
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夫婦二人きりよりも子どもが介在した方が会話が弾むのは、リアルもネットも同じ。LINEトークでの会話が増えれば、リアルでも相乗効果が期待できます。
慣れてきたら、パートナーとの個別LINEとの使い分けもやってみて。子どもの前では照れ臭い、二人だから伝えられるような愛の言葉(難しければ愛が伝わるスタンプでもOK)を時折送ってみるのです。
リアルでは恥ずかしくても、LINEなら大丈夫。恋人同士を思い出すようなイタズラを仕掛けて、夫婦関係に刺激を入れましょう!
短文回答よりスタンプで気持ちを伝えよう
LINEにおいて「無視」は最も強い攻撃になりかねません。未読であろうと既読であろうと「返信がない」ことは、パートナーにとって「自分の存在や感情が相手にとって軽視されている」サインだと思われてしまいます。実際、もしも相手が上司だったら即レスすることを思えば、あながち間違っていない心理状態といえるでしょう、「LINE1つ返さないだけでそう思われてしまうなんて、面倒」忙しいあなたはそう捉えるかもしれません。しかしほんの数秒、返事をする手間1つだけで夫婦仲がよくなるのであれば、やった方がいいに決まってますよね。
LINEには、文字に連動したスタンプの候補が出てくる機能があります。「はい」「りょ(了解の略)」「おっけ(OK)」などと入れて、返事に合うスタンプをタップすれば返事は完了。面倒だと考えるよりも先に、指を動かしましょう(笑)。
LINEは夫婦(家族)間の「心の距離」を如実に映し出す鏡。短文でも伝わる、優しく思いやりのあるトーク、時には笑いをもたらすトークをちりばめて、夫婦関係の潤滑ツールとして活用できます。感謝の気持ちや愛情を伝える言葉など、面と向かって言いにくい内容ほどLINEの文字に乗せて、パートナーをときめかせてみましょう!
(文:島田 佳奈(恋愛ガイド))

