無敗で皐月賞を制したジャスティンミラノ(撮影:下野雄規) 今年で86回目を迎える皐月賞だが、近年は無敗戴冠を成し遂げた馬が数々いる。84年のグレード制導入以降に限っても、11頭が達成している記録だ。週末のレースを前に、その中から最古と直近の2頭を紹介しよう。
まずは最古となる84年のシンボリルドルフだ。デビューから新馬、いちょう特別、オープン、そして年明け初戦の弥生賞と4連勝。迎えた皐月賞では単勝1.9倍の圧倒的1番人気に推された。道中は好位で運び、直線に向いたところで先頭へ。一旦は2番人気のビゼンニシキに並ばれたものの、グイッと突き放してゴール。着差以上の完勝で、無敗三冠への第一歩を踏み出した。
続いては直近となる24年のジャスティンミラノだ。道中は中団前でジャンタルマンタルをマークする形。勝負所で一旦は前に離されたが、直線の坂でグイッと加速。先行勢を交わすと、外から迫るコスモキュランダを首差凌いでフィニッシュ。新馬と共同通信杯に続く3連勝でGIウイナーの仲間入りを果たしたのだった
さて、今年の皐月賞は該当馬がいない。近年でもまれな混戦模様で、ホープフルS覇者ロブチェンや2歳マイル王になったカヴァレリッツォ、重賞2勝馬リアライズシリウスなど、実績馬たちが集っている。どの馬が先頭でゴール板を駆け抜けるのか、歴史の1ページを見届けたい。