【とっておきメモ】初安打の岡城快生は筑波大に一般入学 E判定も猛勉強で共通テスト英語9割

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2026年04月29日 19:53  日刊スポーツ

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ヤクルト対阪神 3回表阪神2死一塁、プロ初安打を適時二塁打で決める岡城快生(撮影・水谷安孝)

<ヤクルト0−2阪神>◇29日◇神宮


阪神がヤクルトに完封勝ちし、1日で首位を奪還した。0−0で迎えた3回2死、1番の福島圭音外野手(24)がヤクルト山野から中前打をマーク。2死一塁とすると、プロ初スタメンとなった2番、ドラフト3位岡城快生外野手(22)が左中間へ二塁打を放ち、快足を飛ばしたが福島が生還。プロ初安打がうれしいタイムリーとなった。


   ◇   ◇   ◇


岡城は受験も野球も本番に強かった。県立の岡山一宮から一般入試で筑波大に進学。国立大で野球が強く、動作解析にも興味があり、志望校に設定した。塾には通っていたものの、本格的な受験勉強開始は3年夏の野球部引退後。「8月の夏休み明けの模試で結構ひどい点を取ってから、ちょっとやばいなと思って」。模試ではE判定が続き、11月頃にD判定。それでも諦める選択肢はなかった。


「諦めるとかではなくて、もうやらないことにはどうしようもないと。筑波E(判定)でも他の大学はいけるわけではないですし。今までの判定が良くても本番ダメだったらダメ。僕は本番で意外と力を出せたタイプで、ラッキーだったかなと思ったりもします」


1日10時間の猛勉強。英語は英和辞典を愛用した。わからない単語があればすぐに調べてマーカーを引き、同じ単語を2度調べたら別の色のマーカーで印をつけ、覚えていないものをピックアップ。一番の得意科目となり、共通テストでは得点率9割、全体でも7割超えで合格をつかんだ。「考える力」は野球にも生きているという。筑波大ではデータを分析し、スイングを細かくチェックするようになった。大学4年間でドラフト指名される選手に急成長。努力の上に咲いた強運も武器に、プロの世界を渡り歩く。【村松万里子】


▼ルーキー岡城が3回にプロ初安打となる先制適時打を放ち、これが決勝打。阪神の新人で初安打が打点付きだったのは23年4月1日DeNA戦の森下以来。初安打がV打となったのは17年7月1日ヤクルト戦の大山以来、2リーグ制後では球団2人目。大山は初安打が先制の3ランだった。なお、他球団では今年の開幕戦で初安打をサヨナラ打で記録した勝田(広島)がいる。


◆岡城快生(おかしろ・かいせい)2003年(平15)6月23日生まれ、岡山市出身。吉備小、吉備中を経て公立の岡山一宮へ。主に投手、遊撃手で甲子園出場はなし。一般入学した筑波大では2年春にリーグ戦デビュー。3年でレギュラーをつかみ、同秋は打率4割5厘で大学日本代表候補に選ばれた。4年秋に首都大学リーグで19年ぶり優勝に貢献。今季推定年俸は960万円。183センチ、83キロ。右投げ右打ち。


◆国立大出身の主な選手 東大出身が6人おり、65年に大洋に入団した新治伸治が通算9勝。67年に中日入団の井出峻は1勝したのちに外野手へ転向し、通算359試合に出場。最近では18年に日本ハムに入団し、ヤクルトでも登板した宮台康平がいる。他には京大出身の田中英祐(ロッテ)、筑波大出身の渡辺正和(ダイエー)杉本友(ヤクルト)藤井淳志(中日)、東学大出身の栗山英樹(ヤクルト)加藤武治(日本ハム)など。阪神では現役の早川(小樽商大)と、19年育成ドラフトで入団した奥山皓太(静岡大)がいた。

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