
紳士服、婦人服などを手掛けるオンワード樫山(東京都中央区)は、社会人経験年数によって仕事への意識がどう変化するか調査した。その結果、仕事に対して「どちらかといえば憂鬱・気が重い」と答えた9〜19年目の中堅社員は31.6%に達した。
調査では、社会人歴1〜8年目を「若手社員」、9〜19年目を「中堅社員」、20年以上を「ベテラン社員」に分類した。
4月の仕事に対する気持ちについて「ワクワク・やる気に満ちている」と答えた割合は若手社員が15.7%で最も高かった。中堅社員は6.8%、ベテラン社員は10.6%だった。「どちらかといえば憂鬱・気が重い」は中堅社員で最も高く、若手社員は19.6%、ベテラン社員は20.2%だった。
現在の仕事に対するモチベーションを100点満点で評価してもらったところ、90〜100点と回答した割合は若手社員が10.5%で最も高かった。一方、中堅社員は4.3%に低下。ベテラン社員では14.4%となり、中堅期に落ち込んだ後、再び上向く傾向が見られた。
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オンワード樫山は「9〜19年目のモチベーション低下は、昇進・昇給の停滞感や、仕事への慣れによる刺激の減少と重なりやすい時期」だと分析した。
職場で認められる際、最もモチベーションにつながる要素は全世代で「給与・評価に反映される」(若手59.5%、中堅53.8%、ベテラン58.7%)だった。以降「言葉で直接褒められる」(同22.2%、同20.5%、同21.2%)、「社内で表彰・紹介される」(同7.8%、同12.1%、同4.8%)が続いた。
人生における仕事の位置付けでは、「人生の中心・最も重要なもの」と答えた割合は若手社員が最多で20.3%だった。中堅社員は6.8%、ベテラン社員は12.5%だった。
一方、「プライベートのための手段」と回答した割合は中堅社員が最多で43.6%だった。結婚や育児、介護などライフステージの変化と重なりやすく、仕事より私生活とのバランスを重視する傾向がうかがえた。
本調査は4月10日、全国の正社員または契約社員468人を対象にインターネットで実施した。
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