ポーラ化成工業がたるみ印象を光で飛ばす技術開発 クリームファンデに応用

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2026年04月30日 12:31  Fashionsnap.com

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 ポーラ・オルビスグループの研究、開発、生産を担う機関であるポーラ化成工業が、スキンケアクリーム処方に光コントロール機能を持たせることに成功した。これにより、パウダーだけに頼らず光コントロール効果でたるみ印象を軽減するクリームファンデーションの技術にたどり着いたことになる。

 同社は、年齢を重ねた肌悩みのひとつであるハリの低下やたるみは、影によって強調されることに着目。リフトアップ仕上げへアプローチするファンデーションに光コントロール技術が求められる一方、化粧品において一般的に同技術を担う際に用いられるパウダーは水分や油分を吸着・吸収しやすく、乾燥感が生じやすくなる課題を持っていた。
 同研究ではまず、頬部を撮影した画像の影に変化を加えることでハリ感印象を取り戻すことができるかに焦点を当て実験を開始。光の反射を高めると同時に明暗差を少なくすることでふっくらとした肌印象とたるみの凹凸印象が和らぐことを確認した(図1、図2)。
 結果を踏まえ、光拡散反射を高める保湿成分のスクリーニングを実施。コクのある油脂(ワックス)成分の一種が有用であるという結論(図3)を導き出した。この光拡散ワックス技術を応用して開発したベースと従来品との拡散反射比率を比較した結果、前者の方が約20%高いという結果に至った(図4)。
 さらに仕上がり評価と使用実感を確認するため、同技術を応用して開発したクリームファンデーションを塗布し、頬の明るさとほうれい線下の明暗差の比較実験を実施し、リフトアップしたかのような印象を得られた(図5)。続けて定量的な検証を行い、顔写真データを分析した結果、新たに開発したファンデーションはパウダーの配合量を低減したにも関わらず、従来品と比較して頬部の輝度が高まっていることを確認(図6)、ほうれい線による影の明暗差が減少していることも数値上で示した(図7)。
 同社は、この結果を製品開発に応用することで、乾燥感の一因とされるパウダーの配合率を抑え、クリームファンデーションにおいてハリ感とうるおいに満ちた使用感の両立が叶えることができるとした。

◾️ポーラ化成工業:公式サイト

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