【阪神】才木浩人が見せた勇気「三振に斬る。もうフォークで」暴投恐れず最大の武器でピンチ脱出

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2026年05月03日 19:48  日刊スポーツ

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阪神対巨人 7回表、力投する才木浩人(撮影・上山淳一)

<阪神3−0巨人>◇3日◇甲子園


阪神才木浩人投手(27)が通算8度目、今季初の完封で復活を示した。雨中の巨人戦に先発し、7回4安打無失点、11奪三振。7回降雨コールドのため1人で投げ切り、4月7日のヤクルト戦(甲子園)以来1カ月ぶりの3勝目を手にした。


   ◇   ◇   ◇


最大のピンチは最大の武器で勝負する。0−0の2回2死満塁。1番吉川を空振り三振に仕留めたのは、オフから改良を重ねてきたフォークだった。


「本当に三振に斬るっていうところで。もう、フォークで」


ワイルドピッチでも1点入る状況下だったが、それでも最も頼れる変化球を投げ込んだ。昨季より打者側で鋭く落ちる軌道。悪天候の状況でも勇気を持って選択した。今季初スタメンでリードした捕手梅野隆太郎捕手(34)も「(走者が)スコアリングポジションにいるところでの三振。自分にとっても取りたいところで三振が取れた。狙いにいって三振が取れたのは一番良かった」とうなずいた。


1−0の5回2死二、三塁。降雨コールドが頭によぎる中、同点、逆転だけは防ぎたい一心だっただろう。フルカウントでまたもフォーク。中山のバットに空を切らせた。「思い切ってというか、もうプラスに(考えて)いくつもりで腕を振って投げた。まぁまぁ、いい結果につながってくれたかな」。6失点KOした神宮では、うつむきながらグラウンドを去った才木。自分を救ってくれたのは、春季キャンプから惜しみなく磨き続けたフォークだった。【只松憲】

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