
実家の神棚から、思いも寄らない歴史的な遺物が見つかった――ロマンあふれる出来事がX(Twitter)で話題です。投稿は記事執筆時点で48万回以上表示され、1万件以上の“いいね”を獲得しています。
投稿者はXユーザーの競る芸(@gsr250sergey)さん。話題のきっかけは、汚れていたという実家の神棚を掃除したときのことでした。
すると、その中から古びた円盤状の物体を発見。裏面は真っ平らで、表面には亀を中心に、松や鶴などおめでたいモチーフが彫り込まれています。
古い文鎮だろうかと思っていたところ、あとから母親に聞いて、驚きの正体が判明。それは先祖代々伝わる「銅鏡」だったのです。
|
|
|
|
銅鏡といえば、歴史の授業で卑弥呼の時代から登場するような代物。投稿は「これ、博物館レベルのものでは」「歴史的価値高そう」「ロマン!」「魔鏡(※)では?」などと、多くのXユーザーを沸かせました。
※光を反射させると、鏡面の微細な凹凸が隠れた文様を映し出す特殊な鏡
「へたに磨くと歴史的価値がなくなる」「専門家に見てもらったほうがいいのでは」といった意見もありましたが、競る芸さんは「ウチの歴史価値だけがあればいいよ」とコメント。あえて自分で磨いてみることにしました。
紙やすりや研磨材を駆使して磨くうちに、緑青が浮いていた銅鏡は、銅というよりは金に近い色合いに。裏面も光沢を増し、まさに「鏡」へ近づいていきます。
さらに研磨を重ねた結果、銅鏡は鏡としての機能を取り戻しました。残念ながら、謎の文様が浮かび上がるといった神秘こそ起こりませんでしたが、鏡面にはしっかりフィギュアなどが写し出されています。
|
|
|
|
銅鏡の由来についてはさまざまな意見が出ていますが、「鶴と松」といったモチーフや、亀の部分に設けられたひも通しの穴から、「蓬莱鏡」だとする意見が目立ちます。神仙の住む理想郷「蓬莱山」を表した縁起の良い文様として、中世の頃から工芸品の意匠にしばしば用いられているのだそうです(参考:文化庁のサイト「文化遺産オンライン」)。
※「莱」は本来、くさかんむりに旧字体の「来」
画像提供:競る芸(@gsr250sergey)さん
|
|
|
|
|
|
|
|
Copyright(C) 2026 ITmedia Inc. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。