
<イタリア1部リーグ・セリエA:ペルージャ3−1チビタノーバ>◇プレーオフ決勝第3戦◇6日(日本時間7日)◇ペルージャ
日本代表アタッカーの石川祐希(30)が所属するリーグ首位のペルージャが、チビタノーバとのプレーオフ決勝第3戦を3−1で制し、3連勝で2季ぶり3度目の優勝に輝いた。イタリア11季目の石川は、右ひざのけがから約3カ月ぶりに実戦復帰。トレビゾ時代の加藤陽一以来23季ぶりに日本人男子2人目のスクデット獲得を果たした。昨年12月の世界クラブ選手権、3月のスーパー杯に続いて今季3冠を達成した。
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石川が、日本人男子2人目の悲願を果たした。中大在学中の2014年から挑戦を続けてきたイタリア1部で、通算11季目にして初のリーグタイトルを獲得。イタリア杯(14−15年)、スーパー杯(24−25年、25−26年)に続いてスクデットもつかみ取り、キャリアを通じてイタリア3大タイトルを総なめにした。昨季は準決勝で対戦し、2連勝からのまさかの3連敗で決勝進出を阻まれていたチビタノーバにファイナルで雪辱。準々決勝モンツァ、準決勝ピアチェンツァ、決勝の計9戦全勝と圧倒的な強さを見せ、一気に頂点へと駆け上がった。
歓喜の輪の中に、石川の姿があった。第1セット18−15の場面でリリーフサーバーとして登場。第4セットも20−14と終盤の大切な局面でコートに立った。2本ともボールはネットにかかったものの、右ひざのケガから約3カ月ぶりの実戦復帰。ペルージャ移籍2季目でたどり着いた最高の景色を、ホームアリーナを埋めたファンと共有した。
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かねて「体の変化は全然感じない。他の選手よりプレーは長くできる」と自負してきた日の丸のエースだが、30歳を迎えた今季は試練の連続だった。昨年11月には練習中に左ひざを負傷。今年2月上旬には試合中に逆の足を痛め、右ひざ内側部の捻挫性損傷と診断された。けがに苦しめられたこともあり出場機会は激減。17−18年シーズン以来8年ぶりに総合得点100点台にとどまった。リベロ登録となることもあったが「コートに戻るのを楽しみにしておいて欲しい」と前を向き続けた。ベンチから声を送り、来たるべき時に備えて準備を怠らなかった。
視線の先には、さらに大きな頂がある。16日からは昨季日本人として初制覇を遂げた欧州CLのファイナル4が控える。来季はトルコリーグ移籍が有力視される中、イタリアでの集大成に4冠を添えられるか。その後には、代表として28年ロサンゼルス五輪出場権が懸かるアジア選手権(9月・福岡)も待つ。エースの挑戦は、これからも続く。
◆加藤陽一優勝VTR 東レからトレビゾに移籍したイタリア1季目の03年に決勝進出。モデナと対戦し、初戦は敗れながらも3連勝で日本人男子初優勝を飾った。加藤は第1戦から第3戦まで3戦全て途中出場で計5得点を挙げた。翌シーズンはギリシャリーグに移った。
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