
オーシャンワイド・エクスペディションズは、探検船「ホンディウス」号が5月6日午後7時15分(中央ヨーロッパ時間)にカーボベルデを出港したことを明らかにした。
カナリア諸島・テネリフェ島のグラナディージャ港へ向かっている。到着までは3〜4日かかる見通し。船内に有症状者はいないという。
同船には、4月1日にアルゼンチンのウシュアイアで114名が乗船し、4月24日にセントヘレナで30名が下船していた。セントヘレナで下船した乗客は国籍別に、イギリスが7名と最も多く、次いでアメリカの6名、オランダの3名が続いている。日本国籍者は含まれていない。
オーシャンワイド・エクスペディションズがハンタウイルスの最初の確定症例を確認したのは5月4日で、4月27日に医療搬送され、現在南アフリカの病院で治療を受けている乗客から確認されたものだという。3月20日以降に同船に乗船、下船した乗員と乗客の詳細を把握するために取り組んでいるとしている。
ハンタウイルスは、オルソハンタウイルス属のウイルスを病原体とする感染症で、深刻な呼吸器疾患を引き起こす可能性がある。感染したげっ歯類の尿や糞便への暴露と関連しているほか、稀に人から人へと感染する。潜伏期間は1週間から5週間で、通常は約2週間。発熱や咳、筋肉痛などを呈し、嘔吐や下痢を伴うこともある。今回確認されたのはアンデス型で、人から人へ感染する型だという。
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世界保健機関(WHO)は、きょう午後10時(日本時間)からメディア向けの説明会を開き、ハンタウイルスについて説明する見通し。
