「面倒くさい」が増えた人は要注意? 医師が語る“脳老化”の兆候

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2026年05月22日 07:20  マイナビニュース

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「最近、何をするのも面倒」「外出する気力がわかない」──そんな変化を、“年齢のせい”で片づけていませんか? 和田秀樹氏は、その背景に“前頭葉の老化”が潜んでいる可能性を指摘します。著書『65歳からは戦略的ちょいデブ 心が軽くなる「脱・やせ信仰」のススメ』(青春出版社)から、一部を抜粋して紹介します。



今回のテーマは『「面倒くさい」は脳の老化のサイン』。

○「面倒くさい」は脳の老化のサイン



60代をすぎ、外出や旅行など、以前は楽しかったことがおっくうに感じたことはありませんか? 実はこれも、脳の前頭葉の老化が原因かもしれません。



意欲や創造性、感情のコントロール、そして「想定外の事態への対処」を司る前頭葉は、残念なことに40代ごろから萎縮が目立ち始めるといわれています。



ここが衰えると、人間は感情が平板になり、意欲がわかず、頑固になって、新しいことを極端に嫌うようになります。



何ごとも面倒になったり感情が平板になったりするのは、年をとって丸くなったのではなく、単に感情が動かなくなった(老化)だけかもしれません。



この意欲の低下こそが、認知症や寝たきりへの入り口かもしれないのです。体のエネルギーだけでなく「心のエネルギー」を補充できるよう、意識的に脳への刺激を与え続けましょう。

○意図的にルーティンを破ろう



では、どうすれば前頭葉の老化を食い止められるのでしょうか。



答えはシンプルで、意識して「いつもと違うこと」をするだけ。ルーティンワークをしているだけでは、前頭葉はほとんど働かないのです。



「いつもの道でいつものスーパーに行き、いつものテレビを見る」



これでは脳は自動運転モードになり、サボり始めます。脳の老化を防ぐ鍵は、「不測の事態(想定外)」にあります。前頭葉を若返らせたいなら、生活に小さな「意外性」をとり入れてください。



「今日は一本裏の道を通ってみよう」

「見たことのないジャンルの映画を観てみよう」

「流行りの音楽とやらを聴いてみるか」



こうした想定外や未体験に直面したとき、前頭葉は活性化します 。



私のある友人は自他ともに認めるグルメですが、彼は失敗を恐れません。行列ができている店を見れば「なんでこんなに並んでいるんだ?」と好奇心を持って並びますし、あやしげな路地裏の店にも入ってみます。



当然、ハズレの店もありますが、彼はおいしくなかったという経験さえ「ネタになった」と面白がります。



「失敗したくない」と慎重になるのではなく、「どうなるか試してみよう」と実験を楽しむ。その試行錯誤のプロセスこそが、脳を若く保つクスリなのです。


○『65歳からは戦略的ちょいデブ 心が軽くなる「脱・やせ信仰」のススメ』(和田秀樹/青春出版社)


65歳からは「ちょい太め」が一番長生き、そして幸せ!健康診断の「メタボ判定」に一喜一憂し、好きな食べ物を我慢してまで体重を抑えていませんか? ある程度年齢を重ねてから、真に恐れるべきは「肥満」ではなく「やせ(低栄養)」なのです。本書はシニア世代に向けて、「戦略的に小太り(ちょいデブ)を目指す」という新しい健康常識を提案します。「BMI25~30が最も長生き」「小太りは免疫力が高い」「肉こそが長寿の特効薬」など、医学的データに基づいた手法の数々を提案していきます。読めば心がフッと軽くなり、気持ちも明るくなって、それが免疫力を高めることにもつながります。人生の後半戦を笑って過ごすための「読む処方箋」です。()

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