Googleが個人向け自律型AIエージェント「Gemini Spark」発表/LGが1000Hzのリフレッシュレートにネイティブ対応した「LG UltraGear(25G590B)」を発表

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2026年05月24日 06:10  ITmedia PC USER

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Googleが個人向けAIエージェント「Gemini Spark」発表

 うっかり見逃していたけれど、ちょっと気になる――そんなニュースを週末に“一気読み”する連載。今回は、5月17日週を中心に公開された主なニュースを一気にチェックしましょう!


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●Googleが個人向け自律型AIエージェント「Gemini Spark」発表


 Googleは5月19日、年次開発者イベント「Google I/O 2026」で、個人向けAIエージェント「Gemini Spark」を発表した。米国のGoogle AI Ultra契約者向けに、来週からβ提供を開始する。


 Gemini Sparkは24時間稼働するクラウドベースの個人AIエージェントで、ユーザーの指示に基づいてタスクを代行する。クラウドで動作するため、PCを閉じたりスマートフォンをロックしている間もバックグラウンドで処理を継続できる。ベースモデルには同日発表の「Gemini 3.5 Flash」を採用し、開発基盤「Antigravity」上で動く。


 例えば、毎月のクレジットカード明細から見落としやすいサブスクリプション課金を検出したり、子供の学校からの連絡をGmailから抽出して重要な締切日を確認したり、複数のメールやチャットから会議メモを統合してGoogle ドキュメントにまとめた上で関係者宛のプロジェクト開始メールの下書きを作成したりといった、自動化の仕組みを構築できる。


 外部サービスとはMCP(Model Context Protocol)で接続する。初期パートナーとしてCanva、OpenTable、Instacartに対応し、連携先は今後拡大する予定だ。追加機能としては、メールやテキストでSparkに指示を出す機能、カスタムサブエージェントの作成、ローカルブラウザの操作などにも対応するとしている。macOS版Geminiアプリへの統合は2026年夏を予定する。


 ユーザー制御の観点では、Gemini Sparkの有効化と接続するアプリの選択はいずれもユーザーに委ねられる。金銭の支払いやメール送信など影響の大きい操作については、実行前にユーザーへ確認を求める仕様としている。


 提供は今週中に信頼できるテスター向けで開始し、来週から米国のGoogle AI Ultra契約者向けにβを段階展開する。日本での提供時期は明らかにしていない。


●LGが1000Hzのリフレッシュレートにネイティブ対応した「LG UltraGear(25G590B)」を発表


 LG Electronicsは5月19日、フルHD(1920×1080)解像度でネイティブ1000Hz駆動のゲーミングディスプレイ「LG UltraGear 25G590B」を発表した。


 画面サイズはeスポーツで広く採用される24.5型で、FPSタイトルでの利用を主に想定している。1000Hz動作のディスプレイはこれまでもあったが、リフレッシュレートを上げる際に解像度や画面サイズの切り替えが必要となっていた。


 それに対して本機は、フルHDのまま1000Hz駆動が可能であり、同社によれば、コンシューマー向け家電ブランドが投入するゲーミングディスプレイとしては世界初としている。


 パネルはIPS方式で、低反射フィルムを採用している。残像低減技術「Motion Blur Reduction Pro」に加え、ジャンルに応じて画質を調整する「AI Scene Optimization」、空間音響の「AI Sound」といったオンデバイスAI機能を備える。スタンドには高さ/スイベル/チルトの調整位置を示すインジケーターを設け、設定の再現性を高めた。


 2026年下半期に一部地域で発売予定で、その後対象地域を順次拡大する。価格と日本での展開は明らかにしていない。


●GoogleがGoogle Workspace向けの新機能「Docs Live」を発表


 Googleは5月19日、年次開発者イベント「Google I/O 2026」に合わせ、Google Workspaceの新機能として、音声で文書作成を進められる「Docs Live」を発表した。


 Docs Liveは、Google ドキュメント上で動作する音声ベースの執筆支援機能だ。ユーザーが話した内容を元に、考えの整理、文書構成、下書きの生成を行う。同社は「思考のパートナー兼共同執筆者として、初稿までの時間を短縮する」としている。


 ユーザーの許可があれば、Gmail、Google ドライブ、Google チャット、外部Web上の関連情報も参照した上で内容に反映する。思考をまとめずに話しても、アウトラインの作成やトーンの調整までを支援するという。


 同時に、Gmailの受信トレイを音声で検索する「Gmail Live」、発話内容をメモやリストに自動整理する「Keep」の音声機能も発表した。3機能はWorkspaceに会話型のインタフェースを導入する取り組みの一環と位置付けられる。


 提供開始は2026年夏で、Google AI ProおよびUltraの契約者に展開する。Workspaceの法人顧客向けにはプレビュー版を提供する予定だ。


●GoogleからAIモデル「Gemini」の最新版「Gemini 3.5」登場


 Googleは年次開発者イベント「Google I/O 2026」で、新しいAIモデルファミリー「Gemini 3.5」を発表し、シリーズ第1弾として「Gemini 3.5 Flash」の提供を開始した。上位モデルの「Gemini 3.5 Pro」は、6月の一般提供開始を予定している。


 3.5 Flashは、エージェント処理とコーディング向けに最適化したモデルと位置付けられている。コーディング系ベンチマークテスト「Terminal-Bench 2.1」で76.2%、エージェント系の「MCP Atlas」で83.6%、マルチモーダル理解の「CharXiv Reasoning」で84.2%を記録し、いずれも前世代の「Gemini 3.1 Pro」を上回るとしている。


 1秒あたりの出力トークン数では、他社の最新モデルよりも4倍高速だという。開発プラットフォーム「Google Antigravity」と組み合わせることで、複数のサブエージェントを協調動作させて長時間に及ぶタスクに対応する。


 3.5 Flashは、Geminiアプリと、Google検索の「AI Mode」のデフォルトモデルとして既に採用されている。同日発表のパーソナルAIエージェント「Gemini Spark」のベースモデルも3.5 Flashが担う。


 開発者向けにはAntigravity、Google AI Studio/Android Studio経由のGemini APIで利用できる。法人向けには「Gemini Enterprise Agent Platform」「Gemini Enterprise」で提供する。


●AMDが最大84コアのサーバ向けCPU「EPYC 8005」を発表


 AMDは5月19日、エッジコンピューティング、通信事業者向けサービス、クラウドストレージといったサーバ向けのCPU「EPYC 8005」シリーズを発表した。


 前世代「EPYC 8004」の後継となるシングルソケット製品で、Zen 5コアを8〜84基搭載し、TDPは70〜225Wに収まる。最上位の84コア「EPYC 8635P」は、前世代の64コアモデルと比べて整数演算性能が40%、ワット当たりの性能は9.5%向上したという。Intelの40コア「Xeon 6716P-B」との比較では、同じTDPクラスで2倍以上のコア数を10W低いTDPで実現するとしている。


 メモリはDDR5-6400、I/Oは最大96レーンのPCIe Gen 5をサポートする。5G vRAN向けにLDPC(低密度パリティチェック)デコードの最適化を加えた他、屋外キャビネットやセル基地局など空冷の制約が大きい環境を想定し、広い動作温度範囲と空冷対応を備える。


●全てのWindows 11/10デバイスに「Windows 11 バージョン 25H2」を展開


 Microsoftは5月15日、Windows 11 バージョン 25H2のサポートページを更新し、「バージョン25H2」を、対象となる全てのWindows 10/11デバイス向けの広範な展開フェーズに移行したことを明らかにした。


 25H2は2025年9月にリリースされていたが、これまで段階的に提供範囲を拡大されてきた。2026年3月には、IT管理下にないWindows 11 Home/Pro(24H2)の個人向けデバイスを対象に、機械学習ベースの「インテリジェント・ロールアウト」が始まっていた。これはMicrosoftが互換性リスクを学習しながら、問題が起きにくいと判断したデバイスから順に自動配信する仕組みだ。


 今回の更新により、24H2というバージョン指定が外れ、IT部門に管理されていない全てのWindows 11 Home/Proが対象となった。


 なお、自動配信を待ちたくない場合には、対象となるWindows 10/11デバイスでは「設定」→「Windows Update」から手動で25H2をインストールできる。


 Windows 11 24H2 Home/Proエディションのサポートは、2026年10月13日に終了する。このため、Home/Proユーザーをサポート終了までに最新版へ移行させる必要があるが、互換性問題やバグの顕在化を避けるため、Microsoftは機械学習による配信先選定や、問題のあるデバイスを自動で配信対象から除外する「セーフガードホールド」を活用し、トラブルが起きそうな端末は配信を遅らせる方針を取ってきた。



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