ラッセル、土壇場のPPに「この上なく爽快」 コースオフで逆上したアントネッリ「不公平と思った」すでにわだかまりは解消

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2026年05月24日 14:40  AUTOSPORT web

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2026年F1第5戦カナダGP スプリント後に握手をするジョージ・ラッセルとアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)
 2026年F1カナダGPの土曜、メルセデスのジョージ・ラッセルはスプリントで1位、予選ではポールポジションを獲得。アンドレア・キミ・アントネッリはスプリント3位、予選2番手だった。

 スプリントではポールのラッセルが首位を守り、アントネッリが追う展開に。アントネッリは激しく攻撃し、軽い接触も起き、2度にわたりコースアウト。レースを続行できたアントネッリだが、2度目のコースオフの後、ランド・ノリス(マクラーレン)に抜かれ、3番手に落ちてしまった。最終ラップでアントネッリはノリスにアタックしたが、コースアウトを喫し、3位フィニッシュとなった。一方、ラッセルはノリスからポジションを守り切ってスプリントウインを飾った。

 グランプリ予選に向けて、チームは、決勝日に気温が下がり、雨が降る可能性を見越してセットアップ変更を行い、その結果、予選ではドライバーにとってマシンが扱いづらくなったという。

 Q3では、最初のアタックでアントネッリは4番手、ラッセルはミスにより、ラップを中止し、10番手にとどまった。最後のランにかけるラッセルは、セッション残り5分の段階で、他のドライバーたちがコースに出る前に走行を開始。まずは3番手タイムを記録。その後、アントネッリが最後のアタックで暫定トップに浮上したが、ラッセルはセッション終了間際に、大きなプレッシャーの下でアタックを成功させ、チームメイトからポールポジションを奪った。ふたりの差は0.068秒で、スプリント予選でのタイム差と同一。ラッセルは、3年連続でのカナダでのポールポジションを達成した。

 なお、スプリントの後、ラッセルとアントネッリは話し合いを行い、わだかまりを解消したという。バトルのなかでコースオフしたことについて、アントネッリはラッセルが押し出したとして怒りを示しており、スプリント終了直後までチームに対して感情をぶちまけ、「冷静になって、走りに集中しろ」「この件について無線で話すな」とチーム代表トト・ウォルフらから注意されていた。

■ジョージ・ラッセル(メルセデス-AMG・ペトロナス F1チーム)スプリント 1位(23周/23周)1番グリッド/タイヤ:ミディアム予選 1番手(Q1=8番手1分13秒953:ソフトタイヤ/Q2=5番手1分13秒079:ソフトタイヤ/Q3=1番手1分12秒578:ソフトタイヤ)

「昨日は良い一日だったが、今日もまた良い一日になった。チームは今週末に大規模アップデートを投入するため本当に懸命に働いてくれたし、それによって何とかライバル勢の一歩前に立ち続けることができている。スプリントではマクラーレンがすぐ後ろに迫っており、簡単にはいかなかった。キミとのバトルは、激しかったがフェアなものだった。それによってノリスに接近を許したけれど、最終的には勝利を持ち帰り、チームにさらに多くのポイントをもたらせたことをうれしく思う」

「予選でプレッシャーをかけてきたのはマクラーレンだけではなかった。フェラーリとレッドブルもポール争いに加わっていたし、僕たちはタイヤをうまく機能させること、そしてアクスル間の温度バランスを整えることに苦しんでいた。セッションを通して完全な自信を持って走ることができずにいたが、チームはQ3でタイヤの準備を完璧に仕上げ、ポールポジションを狙える状態にしてくれた」

「明日は気温が下がり、雨も予想されているので、何が起こるか完全には分からない。それでも必要な準備をすべて行い、勝利を争って最高の形で週末を締めくくりたい」

(予選後にチームに無線で語り)「土壇場で、しかも全く予期せぬ形でそれが訪れた時の爽快感は、この上なく素晴らしい」

(予選後記者会見でアントネッリとのバトルについて語り)「すべて問題ない。良い話し合いをして、何をすべきか、お互いにどうレースをするかが分かっている。僕たちは常にお互いを尊重してきた。だから何も変わらないよ。ライバルであろうとチームメイトであろうと、誰にも道を譲ることはない。でももちろん、一番のルールはチームメイトとクラッシュしないことだと分かっている」

■アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス-AMG・ペトロナス F1チーム)スプリント 3位(23周/23周)2番グリッド/タイヤ:ミディアム予選 2番手(Q1=1番手1分13秒380:ソフトタイヤ/Q2=4番手1分13秒076:ソフトタイヤ/Q3=2番手1分12秒646:ソフトタイヤ)

「今朝のスプリントは激しいレースだった。多くのバトルがあり、観ていた皆も楽しめたと思う。ジョージとは激しく争ったが、お互いに限界がどこにあるかは理解している。3位でしっかりポイントを獲得できたし、それは僕にとってもチームにとっても重要だった」

「予選は昨日のスプリント予選よりもずっと難しかった。タイヤを適正作動領域に入れるのが難しく、まだ改善の余地が確実に残っていた。最後のアタックは完璧ではなく、セクター2で少しタイムを失った。ポールポジションを逃した原因は間違いなくそこだったと思う。わずかな差で1番手を逃したのは悔しいが、それでも良い結果だし、明日勝利を争うチャンスを得られた」

「明日の天候は不安定になりそうだ。未知の要素が多く、おそらくマシンをコース上に留め、何が起きても対応できる準備が重要になる。もしウエットコンディションでのレースになれば、今年のマシンで雨を走るのは全員にとって初めてなので、興味深い経験になるだろう」

(『Sky Sports F1』に対してスプリント直後にラッセルとの件について語り)「正直に言うと、その瞬間は少し不公平だと感じた。感情が高ぶっていて、冷静さを保つのは難しかった」

(予選後記者会見で語り)「話し合いをして、明確にしたので、今はすべて問題ない。見直しをして、トトと話をした」

[オートスポーツweb 2026年05月24日]

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