【巨人】橋上監督代行が初白星 6連敗危機に「こういう時こそベテラン」粋なサプライズに笑顔も

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2026年05月27日 23:21  日刊スポーツ

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交流戦 巨人対ソフトバンク 3回裏の攻撃を終えタッチを交わす巨人丸佳浩(右)と坂本勇人(撮影・垰建太)

<日本生命セ・パ交流戦:巨人5−1ソフトバンク>◇27日◇東京ドーム


巨人が橋上秀樹監督代行(60)体制で初白星を挙げ、今季ワーストの連敗を5でストップした。「日本生命セ・パ交流戦」の開幕日だった前日26日、阿部慎之助監督(47)が辞任した。長女への暴行容疑で逮捕された責任を取った形で、オフェンスチーフコーチだった橋上氏が監督代行を務めることになった。この日はベテランを思い切ってスタメンに並べ、野手平均32歳の打線で逆転勝ち。先発の戸郷翔征投手(26)は7回1失点で2勝目を挙げた。


   ◇   ◇   ◇


試合後の通路だった。「ロッカーにあったんですよ」。橋上監督代行が、にこやかに白球を手にしていた。「橋上監督 1勝目」の文字と戸郷のサインが記してあるウィニングボールだった。


試合終了直後だった。勝利球を持つ戸郷の横で「僕にくれるかなって期待したんですけど」と待ったが、戸郷がズボンのポケットにしまい、渡されることはなかった。「もらっても僕はスタンドに投げ入れるかなと思ってはいましたけど、結局取り越し苦労で、全くそういうことにはなりませんでした」と冗談めかしたが、まさかの展開。戸郷は「1勝目だなとは思いましたけど代行なんでね」といたずらっぽく説明していたが、粋な演出だった。


そんなやりとりがチームを明るくする。阿部前監督が暴行容疑で逮捕され、自らユニホームを脱いだのが前日だった。衝撃が走る中で、前夜の交流戦開幕戦は3−8で敗れ、5連敗を喫していた。


負ければ他球場を挟まない東京ドームでの連敗では、25年ぶりの6連敗の危機だったこの日、橋上監督代行は決断した。「こういう時こそ、やはりベテランの力っていうのは非常に必要」。野手スタメンの平均年齢は今季最高齢の32歳。特に37歳の坂本勇人内野手と丸佳浩外野手の同時先発は今季初だった。「今まで数々のヒットを積み重ねてきた選手2人。いざという時にその技術が身を助ける、チームを助けてくれる」と信じた。


7試合ぶりスタメンの坂本は「状態はいい。使うなら上位」と2年ぶり3番起用し、1点ビハインドの3回無死一、二塁から中前打で好機を広げ、同点、勝ち越しにつなげた。7番丸は一死一、三塁から適時打で追加点を挙げた。


サプライズで届いたボールだったが、橋上監督代行がスタンドに投げようと決めていた理由は、ファンあってこその思い。「毎試合毎試合、たくさんの応援をいただいてますので。恥じないように、勝ち負けは別として、精いっぱいやりたい」。シーズンは続く。1つでも多くのウィニングボールを掲げられるように、一丸で戦う。【阿部健吾】

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