公式会見に出席したデシャン監督[写真]=Getty Images フランス代表を率いるディディエ・デシャン監督が、FIFAワールドカップ2026での有力な優勝候補との周囲の見立てに対して不快感を示した。フランスメディア『RMCスポーツ』が指揮官のコメントを伝えている。
今大会後の退任が決定しているデシャン監督の下、2018年大会以来の優勝を目指すレ・ブルー。本大会ではグループIに属し、セネガル代表、ノルウェー代表、イラク代表と同居している。
2018年大会の優勝に前回のカタール大会での準優勝という実績に加え、キリアン・エンバペやウスマン・デンベレ、ウィリアン・サリバ、ミカエル・オリーズらヨーロッパのメガクラブで主力を担う選手層もあってディフェンディングチャンピオンであるアルゼンチン代表らと並んで優勝候補の一角に挙がるフランス。
ただ、29日に行われた公式会見の場に出席した指揮官は、7月19日に予定される決勝進出を楽観視する周囲の見方に対して、「全く気に入らない」と不快感を露わにした。
「ワールドカップは常にそうであるように、一大イベントだ。しかし、7月19日(決勝の日)にすでに我々が出場していると見なされているのは、全く納得がいかない」
「確実なのは、グループリーグの対戦相手3チームだけだ」
大会前の緩んだ空気をそう一喝した闘将だが、自身最後の大舞台で有終の美を飾るべく適切なステップを踏みながら、3大会連続の決勝進出。2大会ぶりの優勝に向けて全力を尽くす。
「確かにフランスは強豪国のひとつだが、頂点を目指す前に、重要なステップを踏まなければならないことは重々承知している」
「ワールドカップ――。プロサッカーにおいて、これほど美しく、これほど力強いものはない。我々は(決勝へ)進出するために全力を尽くす」