次男・次女は投資でリスクを取りやすい? 生まれ順とお金の意外な関係

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2026年06月19日 07:10  マイナビニュース

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投資で積極的にリスクを取る人と、堅実な運用を好む人。その違いは性格や知識だけでなく、「生まれ順」が影響している可能性があるといいます。実際に海外の研究では、第二子以降の方がリスク資産への投資割合が高い傾向が確認されています。



本記事では『最新科学が解き明かした お金と脳の残酷な真実』(菅原道仁/秀和システム新社)から、生まれ順と投資行動の意外な関係について紹介します。

○生まれた順が「投資スタイル」を無意識に支配している



FXで高いレバレッジをかけたり、値動きの激しい暗号資産に全財産をつぎ込んだりする「リスクを恐れない人」がいます。彼らは単にギャンブル好きな性格なのだと思われがちですが、実は「生まれた順番」という、自分ではどうすることもできない初期設定が大きく影響している可能性があります。



テキサス大学オースティン校のサンドラ・ブラックらが2017年にJournalofFinance誌に発表した研究では、スウェーデンの大規模な行政登録データを分析し、生まれ順と金融行動の関係を調べました。その結果、後に生まれた子ども(第二子以降)は、第一子に比べてリスク資産への投資割合が高い傾向があることが示されました。



なぜこのような違いが生まれるのでしょうか? ブラックらの関連研究では、兄弟間で親の時間や金銭的資源の配分に差が生じることが、子どもの性格形成や、リスクに対する態度に影響する可能性が示唆されています。また、心理学者フランク・サロウェイの仮説によれば、長子(第一子)は親の関心や資源を独占しやすい環境で育つため、保守的になりがちです。一方で、後に生まれた子どもは、親の関心を惹きつけて生き残るために、長子とは違うニッチ(隙間)を探し、あえて危険を冒して目立とうとする生存戦略(リスクテイキング)を本能的に身につけるのです。



この現象は、幼少期に形成される「脳の報酬系」の物理的な配線の違いとしても説明できます。体が大きい兄や姉と同じ「普通のこと」をしていても、下の子どもは親からの強い関心(報酬)を得られません。そのため、あえて極端な行動や危なっかしい挑戦をすることで注目を集めようとします。この「ハイリスクな行動で周囲をハラハラさせた時だけ、強い快感(ドーパミン)が得られる」という神経回路の歪みが、大人になってからの無謀なトレードを引き起こすのです。



あなたが無意識に「堅実な貯金よりも、一発逆転を狙える投資がしたい」と考えてしまうのは、幼少期に兄や姉に立ち向かうために脳にインストールされた「闘争のプログラム」が今も作動している証拠です。



自分のハイリスク志向が、単なる「生まれ順のバグ」であることを自覚し、その暴走に意図的なブレーキをかける仕組みを作らない限り、いつか必ず致命的な損失を被ることになるかもしれません。


じゃあどうする?〜生まれ順のバグを自覚し、暴走を止める〜

・リスク資産の割合を減らす

次男・次女であることを自覚してハイリスク投資を意図的に減らすことで、無意識の暴走を防ぎ資産を守れます。

・インデックス投資を軸に

強制的に堅実なインデックスファンドを積立設定することで、ギャンブル的な投資を自動的に回避できます。


○『最新科学が解き明かした お金と脳の残酷な真実』(菅原道仁/秀和システム新社)


本書は、人気脳神経外科医である著者が、最新の脳科学の知見をもとに、私たちの脳がいかにしてお金の罠に陥るのかを解説する一冊です。浪費、投資、節約、依存といった日常のリアルな場面において、脳内でどのようなエラーが起きているのかを紐解き、自動的にお金が貯まる実践的なアプローチを提示します。()

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