
本格的な夏山シーズンを迎え、KDDIおよびワイヤ・アンド・ワイヤレス(Wi2)は6月18日に富士山の通信環境整備に関する最新の取り組みを発表した。2026年は、これまでの通信エリア拡大の取り組みに加え、衛星ブロードバンドを活用して山小屋の通信環境をさらに充実させる。過去2年間の通信インフラの変化を踏まえ、2026年の富士登山における通信環境の注目ポイントをまとめる。
●過去2年間の取り組みをおさらい
富士山の通信環境は、ここ数年で段階的な進化を遂げている。
・どんな技術で何が変わっているのか
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・2年前(2024年):5G通信体験を山でも:KDDIは2024年、富士山頂および御殿場口新五合目において、大容量かつ高速な通信を実現する「5G(Sub6)」の提供を開始した。これにより、山頂付近での高速通信の基盤を築き、無料の公衆Wi-Fiサービス「富士山Wi-Fi」とともに登山者の利便性を向上させた。
・1年前(2025年):混雑に強い5G SAの導入:続く2025年には、コア設備から基地局までを5G専用の技術で構成する「5G SA(スタンドアロン)」サービスの提供を、富士山頂および御殿場口新五合目で開始した。5G SAは従来の4G回線の混雑状況に左右されないため、多くの登山客が密集する山頂付近でも、常に安定した高速通信を可能にする画期的な進歩をもたらした。
●2026年の注目ポイント:衛星通信による山小屋のネット環境向上とエリア拡大
これまでの進化を土台とした2026年の最大の注目ポイントは、山小屋での快適な通信環境の実現と安定した5G通信エリアの拡大だ。
注目ポイント1:宇宙からの通信「au Starlink 山小屋Wi-Fi」の展開
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KDDIは、これまで電波が届きにくかった山小屋向けに、衛星ブロードバンド「Starlink(スターリンク)」を活用したau Starlink 山小屋Wi-Fiを、富士山の山小屋29カ所で順次提供する。最大220Mbpsという高速な衛星通信により、最新の天候情報の取得から、高画質な写真や動画のSNS投稿、家族との連絡、さらには山小屋でのキャッシュレス決済まで、地上と遜色のないデジタル体験が可能になる。本サービスはauユーザーであれば無料で利用でき、他社回線の利用者でも利用できる。
注目ポイント2:混雑知らずの5G SAエリアがさらに拡大
KDDIが2025年に導入した5G SAサービス。2026年はさらに広いエリア(富士山頂および吉田ルート、富士宮ルート、御殿場ルートの一部)へと提供範囲を拡大する。これにより、利用者は登山ルートのより多くの場面で、混雑時でも途切れない快適な5G通信が享受できる。
なお、これまで同様に、KDDIは誰でも無料で利用できる富士山Wi-Fi(14カ国語対応)も、周辺の山小屋を含む48カ所で引き続き提供する。
●2026年の富士登山はここがすごい
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2026年の富士登山は、拡大する5G SAによる安定した高速通信と、au Starlink 山小屋Wi-Fiの導入により、登山中だけでなく山小屋での滞在時間もより快適になる。変わりやすい山の天候情報の収集など「安全面」の確保と、リアルタイムでの感動の共有という「楽しみ」の両シーンにおいて、最新の通信網が富士登山を強力にバックアップする。
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