火災の起きた滝野川第三小学校=19日午後、東京都北区 窓から吹き出す黒煙と炎。東京都北区の滝野川第三小学校で19日に起きた火災で、火元付近の音楽室にいたとみられる児童らは校舎4階の窓から避難し、わずかに突き出た外壁のひさしに身を寄せ救助を待った。
近くに住む女性は午前11時すぎ、消防車のサイレンの音で火災に気付いた。校舎の窓から火と煙が吹き出て、外壁の狭いひさしの上で男性教諭と児童ら約20人が横一列になって身をかがめて難を逃れていた姿が見えたという。
別の住人男性(77)は「バーン」という破裂音が聞こえたといい、「先生と子どもたちが窓から出てきて、1人の子どもが飛び降りた」と緊迫した様子を語った。
音楽室とは別の教室で授業を受けていたという5年の女児(11)は、「最初は避難訓練だと思った。小さな爆発がポンポンとあった」と振り返った。迎えに来た女児の母親は「娘の顔を見てほっとした」と胸をなで下ろした。
1年の男児(6)は「逃げるときは怖くて、周りの子も泣いていた」と話した。自らも卒業生という近くに住む女性は「フロア全体が激しく燃えていた。ショックだ」と肩を落とした。