“戦闘終結”でホルムズ海峡は?株価上昇も拭えぬ不安 開放でも船舶の動き“戦前”には戻らず 「再封鎖」の情報も… 機雷除去など自衛隊派遣は?【サンデーモーニング】

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2026年06月21日 15:05  TBS NEWS DIG

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合意発表を受けて、日本人乗組員3人を乗せたタンカーがホルムズ海峡を通過。政府は全ての日本人がペルシャ湾外に退避したと発表しました。

【写真で見る】イラン攻撃前、ホルムズ海峡の船舶の様子

しかし20日夜、イランは海峡の再封鎖を宣言。タンカー運航と原油供給は果たして正常化するのでしょうか。

“戦闘終結”でホルムズ海峡は?株価上昇も不安ぬぐえぬ現場

週明けから“うなぎ登り”となった株価。16日、日経平均株価は史上初めて7万円を突破しました。

アメリカとイランの戦闘終結の合意を受け、株式市場は楽観ムード。

その一方で、住宅メーカーの担当者は不安をぬぐえないでいます。

東陽住建 中井義也 社長
「(合意は)本当に歓迎すべき点ではあるとは思うが、輸送コストなど価格が上がってくるので、まだ心配がつきない」

資材メーカーから夏以降の値上げ通告が続々と寄せられ、今後も高止まりすると見込んでいるのです。

東陽住建 中井義也 社長
「やっぱり一回価格が上がってしまったものは(いままで)値下がりしたことはない。なにかしらこの合意が(値上げの)ブレーキになればいいなと思います」

原油の大半をホルムズ海峡経由で輸入してきた日本。

戦闘開始後、イラン側は海峡を封鎖。
複数の船は攻撃を受け、ペルシャ湾内には日本を含む各国の船が閉じ込められた状態に。

封鎖から3か月あまり、ようやくこぎつけた海峡の開放。

トランプ大統領のSNS(14日)
「世界の船よ、エンジンをかけろ。石油を流せ!」

ホルムズ海峡はいま、どうなっているのでしょうか。

戦前には戻らないホルムズ海峡… 取りざたされる“自衛隊派遣”

戦闘終結の合意を受けて開放されたホルムズ海峡。
船舶の動きを注視してきた東京大学の渡邉教授は...

東京大学大学院 渡邉英徳 教授
「TENZANがホルムズ海峡を通過したことが大きなトピック」

ペルシャ湾に取り残されていた日本に関わる船は38隻あり、「TENZAN」には日本人3人が乗船。政府はこれで日本人すべてが退避したと発表しています。

アメリカが海上封鎖を解いたことでイランの港でも動きが。

東京大学大学院 渡邉英徳 教授
「すでに制裁対象のタンカーがイランから出航して、他の国に原油を運ぼうとしている」

イランも原油の運び出しを始めているというのです。

一方、ホルムズ海峡が開放されたといっても、以前とは状況が大きく異なっているといいます。

船舶の動きを見ると、イラン攻撃前はたくさんの船が海峡の中央付近を通って出入りしていましたが、6月18日には行き交う船が少ない上に移動速度も遅くなっています。

イラン側は4月、機雷を敷設したとする海域の地図を公開し、安全に通行できるルートを指定してきたのです。

東京大学大学院 渡邉英徳 教授
「戦争が始まる前はホルムズ海峡の一番水深も深くて、幅も広くて高速道路のようなところを、一日数百隻のタンカーが通れる状態だった。今回イラン側が指定している代替ルートは一日に数十隻しか通過できていないので、たくさんの船が通るような状況には程遠い」

今後焦点となるのが機雷の処理。覚書ではイラン側が除去を行い、30日以内に戦闘前の状況に戻すとしています。

一方、G7ではイギリスとフランスが主導して機雷の除去などで貢献できることを確認。日本の自衛隊の派遣も取りざたされています。

高市総理と短時間の懇談を行ったトランプ大統領は...

トランプ大統領(17日)
「(いまは)日本は関与を申し出ているが、戦闘中は関与したがらなかった。彼女に関与しないか聞いたら『関与したくない』と言ったんだ」

高市総理(17日)
「自衛隊の派遣については、具体的に現時点でなんら決まったものはございません」

ホルムズ海峡の“再封鎖”との情報もある中、イラン攻撃前の状態に戻る見通しは立っていません。

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