2人の遺体が遺棄された現場近くの林道=2024年4月、栃木県那須町 栃木県那須町で2024年4月、東京・上野で飲食店を経営していた夫妻の遺体が見つかった事件で、殺人や死体損壊などの罪に問われた佐々木光(30)、平山綾拳(27)両被告の裁判員裁判の初公判が22日、東京地裁(中川正隆裁判長)であった。佐々木被告は起訴内容を認め、平山被告は「事件に関わったことは事実だが、指示によるものだ」と述べ、ほう助にとどまると主張した。
事件を巡っては、夫妻の長女宝島真奈美(33)、内縁の夫関根誠端(34)両被告ら男女7人が起訴され、公判が開かれるのは初めて。
検察側は冒頭陳述で、飲食店経営を巡り不満を募らせていた関根被告らが計画を立て、佐々木、平山両被告を通じて指示を受けた実行役2人が夫妻を殺害したと指摘。実行役は当初、指示に基づき上野での殺害を試みたが、人通りが多く、密室での計画に変わったと明らかにした。
起訴状によると、佐々木、平山両被告は5人と共謀し、24年4月15〜16日、東京都品川区の空き家で、宝島龍太郎さん=当時(55)=と妻幸子さん=同(56)=の首を電気コードで絞めるなどして殺害。遺体を那須町まで運び、火を付けて損壊したとされる。
平山被告は遺体発見の翌日に品川区内の交番に出頭し、警視庁に逮捕された。その後、佐々木被告ら6人の関与が次々と浮上した。