
6月22日午前に行われた衆議院予算委員会で、暗号資産「SANAE TOKEN(サナエトークン)」をめぐる疑惑に関する高市早苗首相(65)の答弁が波紋を広げている。
「自身の名を冠した『SANAE TOKEN』をめぐっては、高市氏が3月2日に自身と秘書の関与を全面否定したものの、その後、発行に関わったとされる人物・M氏の実名証言、M氏と秘書とのLINEでのやり取りなどが『週刊文春』を皮切りに複数のメディアで報じられました。
高市氏は当初、秘書とM氏は『面識がない』と答弁していましたが、秘書が参加したオンライン会議の音声データが『週刊文春電子版』で公開され、さらに両者を仲介したとする大学教授も実名で証言。接点があったこと自体は認めざるを得なくなり、一部答弁の修正に追われています」(全国紙政治部記者)
この日の予算委員会では、中道改革連合の後藤祐一氏(57)が疑惑について質問。高市氏の公設第一秘書が問題となっているLINEグループに参加していたかどうかについて、「LINEグループのメンバーになったということで間違いありませんか、総理?」と事実関係をただした。
これに対し高市氏は、「ここ何カ月も外交、安全保障、経済対策、成長戦略に向けて歯を食いしばって働いてきた」と切り出し、中傷動画問題やサナエトークン疑惑への見解、自身の政治家としての姿勢などを長々と説明。しかし、後藤氏の質問には正面から答えなかった。
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これに後藤氏が「質問に答えて下さい」「聞いてないことを……」などと苦情を訴えるも、高市氏は構わず答弁を続行。
一連の疑惑について質問を受けるたび、「深夜に週刊誌の記事を読み、就寝中の奈良の秘書に何度も電話をして確認してきた」と説明したうえで、「報道を見ても、その一部が切り取られる事で全体像が明らかにならず、混乱を招くことになりますうえ、私の総理としての業務時間も、残念ながら確保できなくなってきております」と訴えた高市氏。
その上で、事実関係については秘書の説明をまとめた陳述書を後日提出したいと表明。後藤氏が「LINEグループのメンバーだったのかという質問に何も答えていない」と改めて追及したが、坂本哲志衆議院予算委員長(75)は陳述書の提出を認める考えを示した。
これに対し後藤氏は「予算委員会の質問を圧殺するんですか」と反発。質問は前週金曜日の段階で通告済みだったとして、高市氏の「深夜対応」アピールを疑問視しながら、《暗号資産を配布するというアイデアについて説明があった》とする高市事務所の回答書の内容について質した。
しかし高市氏は、「質問が自分のところに来るのは真夜中の2時、3時くらい」「寝ている秘書に何度も何度も朝まで電話をして確認」などと説明。さらに、土日も「たくさんの資料を持ち帰って、それを住まいで読みながら、また合わせてこの衆参の予算委員会のみなさま方への答弁資料も読みながら、時にはペン入れをして直しながら、本当に金曜日の夜から今朝までの間、ほとんど睡眠もとってません」と主張した。
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その上で、「聞き取り内容を正確に代弁するのは難しい」として、改めて陳述書による説明を要請。「それをもって、なんとか答弁に代えさせていただけませんか。心からお願いをいたします」と述べた。
後藤氏は「結局これに答えていない。答弁拒否ですね」と指摘し、公設第一秘書の参考人招致を理事会で協議するよう求めたが、高市氏が質問に正面から答えることはないまま持ち時間は終了した。
このやり取りをリアルタイムで視聴していた人々からは、SNS上で疑問や批判の声が相次いだ。
《サナエトークンについての質問書 事前通告、金曜日にされているにもかかわらず、忙しくてできませんでしたと答弁拒否 言い訳を長々とする総理 サナすごいですね(褒めてません)》
《寝てない寝てないて 答弁で言うことかね 高市内閣で閣議決定でもしてるんか??》
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《国会中継を見ていて、総理の答弁に「この人何言ってんの…?!」という感想しか浮かばないのしんどい》
《首相のいい訳が小学生並みで 情けない サナエトークン》
《深夜から早朝にかけて頑張ったアピールにしてはほとんど中身のない言い訳ばかりの答弁だな〜》
疑惑そのものに加え、国会での説明責任をどのように果たすのか。今後、高市氏が提出するとした陳述書が、さらなる注目を集めそうだ。
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