
サンコー(東京都千代田区)は、リュックやバッグに後付けすることで背中や首筋に涼しい風を送れるファン内蔵パッド「なんでもファン付きバッグにな〜る」を発売した。価格は7980円。
近年の猛暑を背景に「リュックを背負って通勤・通学すると、背中が汗だくになる」という声が増えている。同社にもこうした声が多く寄せられており、「夏特有の背中の蒸れを解消する商品」と考えたことが開発のきっかけになったという。
なんでもファン付きバッグにな〜るは、4つのファンと通気性の高いクッション材を搭載。大量の空気を循環させることで、リュック着用時の背中の蒸れや不快感を軽減する。
「バッグにファンを付ける」という発想は、海外で販売されていた子ども向け通学バッグ用の製品から着想を得たという。サンコーは、日本市場向けに設計や仕様を調整。さらに社内テストを重ねる中で、ランドセルだけでなく通勤リュックやトートバッグなどにも応用できることが分かり、現在のコンセプトにたどり着いた。
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電源は発火・膨張リスクが少ない、付属のUSB出力式乾電池ボックスのほか、モバイルバッテリーも使用可能。風量は、手元のリモコンで3段階に調整できる。
強モード時の連続使用時間は、乾電池ボックス使用時で最大1.5時間、1万mAhのモバイルバッテリー使用時で最大3時間となっている。
●発売後の反響は好調
なんでもファン付きバッグにな〜るは、バックルを肩ベルトに通すだけで取り付けられる。リュックやランドセル、ショルダーバッグなど、さまざまなバッグに対応する。ファンを取り外せば、洗濯ネットに入れて丸洗いすることも可能だ。
サイズは540(幅)×350(高さ)×40(奥行)ミリメートル。重さは約370グラム。
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発売後の反響も好調だという。サンコーによると、発売から約2週間で、今夏の販売目標の25%に達するペースで推移している。
「ニッチな商品ではありますが、『今使っているバッグをそのまま活用しながら涼しくしたい』という潜在ニーズを捉えられた結果ではないかと考えています。気温がさらに上がるこれからの時期に向けて、販売スピードは加速していくと見込んでいます」(同社)
今夏の販売目標は500台。同社では新ジャンルの商品を投入する際、大量生産ではなく小ロットで市場投入し、実際の利用者の反応を見ながら改良を重ねる手法を採用している。本製品もその一環であり、収集した利用データやユーザーの声を今後のオリジナル製品開発につなげる考えだ。
●「ネッククーラー」シリーズがヒット
サンコーは、これまでも暑さ対策商品を数多く展開してきた。2020〜22年には「ネッククーラー」シリーズがヒット。その後はいったん落ち着いたものの、2023年以降は再び売り上げが右肩上がりで推移しているという。
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同社は「猛暑が当たり前になりつつある中、特定の商品に限らず、暑さ対策カテゴリー全体の需要が拡大している」と分析している。
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