「光熱費不安」の今夏、見直したいエアコンとの付き合い方

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2026年06月23日 18:00  BCN+R

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光熱費を気にして「エアコンなどの利用を控えることがないように」と呼びかけている
【家電コンサルのお得な話・302】 東京都は今夏、一般家庭向け小口径契約の水道基本料金を4カ月間無償にする。無償化の対象は約800万世帯に及び、特別な手続きなしに適用される。今回の施策の目的として、東京都は物価高騰による家計負担の軽減に加え、猛暑時の熱中症対策を挙げている。

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●東京都などが今夏、水道基本料金を無償化

 この施策は、前年度に実施した無償化事業同様、水道料金を全額無料にするものではない。対象となるのは基本料金部分であり、使用量に応じて発生する従量料金は通常通り請求される。なお、同様の取り組みは東京都以外の自治体も実施中または実施予定なので、お住まいの市町村の広報紙やウェブサイトなどで確認していただきたい。

 背景にあるのは、今夏の暑さへの警戒である。気象庁は、今年の夏も全国的に気温が平年より高くなる可能性が高いとの見通しを示している。もちろん、予報は外れる可能性もあるが、早めに暑さへの備えをしておくことは無駄ではないだろう。

 近年、夏の暑さは生活上の不快感にとどまらず、命や健康に関わる問題になっている。特に都市部では、昼間だけでなく夜間も気温が下がりにくい日がある。室内にいても熱中症になることがあり、冷房の使用やこまめな水分補給は基本的な対策である。東京都が「エアコンなどの利用を控えることがないように」と説明している点も、ここに意味がある。特に高齢者は我慢強く、冷房を控える傾向があるため、家族や周囲の人が室温や体調に気を配ることも重要である。

 一方、原油価格や国際情勢の変化によって、エネルギー価格の先行きは見通しにくくなっており、光熱費がさらに高騰する可能性もある。

 こうした現状を考えれば、ある程度、使用年数が長いエアコンは、早めに買い替えるのも選択肢の一つである。10年近く前のモデルと現行機種とでは、消費電力に大きな差が出る場合がある。さらに、いわゆる「2027年問題(省エネ基準の強化に伴う全体的な価格高騰の懸念)」もあり、エアコンは今年が買い時とする見方もある。特に夏商戦期は、各家電量販店が競い合うように特典を用意する傾向があるので比較・検討しやすい時期である。

 今回の東京都の水道料金基本料金無償化で軽減される金額は、4カ月の合計で5000円前後である(契約している口径によって異なる)。家計全体に大きく影響する金額とはいいにくいが、夏場に冷房の使用をためらわないための後押しにはなる。この機会に、古いエアコンの買い替えも含めて暑さ対策を見直し、新しいエアコンで快適な夏を過ごすことも現実的な選択肢といえるだろう。(堀田経営コンサルタント事務所・堀田泰希)



堀田泰希

1962年生まれ。大手家電量販企業に幹部職として勤務。2007年11月、堀田経営コンサルティング事務所を個人創業。大手家電メーカー、専門メーカー、家電量販企業で実施している社内研修はその実践的内容から評価が高い。

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