
日本の国会では、高市総理からの異例の要求に波紋が広がりました。
その高市総理の発言は「中傷動画の疑惑」に関連して、事実関係の確認に迫られる中で飛び出しました。
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秘書と動画作成者のLINE繋がり 答えを避け続ける高市総理中道改革連合 後藤祐一 衆院議員
「LINEグループのメンバーになったということで間違いありませんか」
高市総理の陣営が、総裁選挙などで他の候補を誹謗中傷する動画を作成したと週刊文春が報じた疑惑。22日、高市氏が問われたのは、「動画の作成者と秘書がLINEで繋がっていたのか」という点でしたが...
高市総理
「他人を誹謗したり中傷したりする行為を第三者に依頼して行うことはありえない」
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中道 後藤祐一 衆院議員
「聞いていない!LINEグループ!」
高市総理
「これまで質疑通告をいただく都度、週刊誌の記事の該当部分のみを深夜に私は読んで、就寝中の奈良の秘書に何度も電話をかけて、私の総理としての業務時間も残念ながら確保できなくなってきております」
中道 後藤祐一 衆院議員
「『LINEグループのメンバーになったことで間違いないですか』という質問に何にも答えていません」
秘書と動画作成者のLINEについては答えを避け続ける高市氏。そして、飛び出したのが前代未聞の要求でした。
「陳述書を…」高市総理の前代未聞の要求高市総理
「本当に金曜日(19日)の夜から今朝(22日)までの間ほとんど睡眠もとっていません。私自身が確認をして答弁するということはなかなか困難でございますので、私の秘書がしっかりとした陳述書を作ります。きちっと証拠となる書類も入手しておりますので、それも委員会に提出をいたします。それをもってなんとか答弁に代えさせていただけませんか」
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自身の答弁の代わりに、秘書の陳述書を出すというのです。
午後の審議でも...
高市総理
「私は衆議院でもお願い申し上げましたが、近日中に奈良の秘書の陳述書と...」
立憲民主党 杉尾秀哉 参院議員
「自分で答えないというのはあまりにも不誠実じゃないですか」
高市総理
「私は誠実に答弁をしてきましたけれども、毎晩毎晩そんなことをしている時間もありません」
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この事態をどう見たらいいのでしょうか。政治ジャーナリストの後藤謙次氏は...
政治ジャーナリスト 後藤謙次さん
「総理大臣がペーパー出すから(答弁を)勘弁してくれなんて聞いたことがない。高市さんは『徹夜で(答弁の)準備してると総理大臣の仕事ができなくなる』と言い訳していたが、逆です。
国会答弁は極めて重要な総理大臣の仕事。ある面で仕事放棄を宣言したようなものです。総理大臣の国会における答弁というのは、進退に関わる極めて大きい問題をはらんでいる。高市さんは、総理大臣の発言の重みを全く自覚をしていないと言わざるを得ない」
そうした高市総理を支える自⺠党にも問題があると、後藤さんは指摘します。
政治ジャーナリスト 後藤謙次さん
「非常に由々しき事態。自⺠党の総裁選挙というのは、事実上、日本の総理大臣を決める選挙。ここに(中傷動画を拡散した)疑いや曇りがあれば、自⺠党側から『あの総裁選は何だったのか』と問題提起しなければいけない問題だ」
一方で、野党の力不足も...
政治ジャーナリスト 後藤謙次さん
「(野党の)人数が足らないために各党の調査能力が著しく落ちている。私が今回の件で思い出したのは、リクルート事件」
後藤さんが例に挙げたのは「リクルート事件」。当時は野党が自ら調査して事実を突きつけ、時の総理が言い逃れできない状況になったといいます。
社会党 久保亘 議員(1998年10月当時)
「リクルートコスモス株が76人に譲渡されたと言われるその時期に、川崎の堀川町の土地が譲渡されてる」
竹下登総理(1988年10月当時)
「リクルートコスモス社の株式、そういうものが政治家ないし、その関係者に渡っておったという事実、私を含めて誠に軽率であったという批判は免れない」
ただ、その頃とは国会の勢力図も違います。
政治ジャーナリスト 後藤謙次さん
「やはりこれは一強多弱体制ですね。とにかく国会は数で勝負が決まりますから、高市さんの今回の“中傷動画”をめぐる陳述書発言は、議会全体、自⺠党全体、野党も含めた国会議員全体の権威を貶めた事態だと思います」
こうしたなか、与党が議員定数削減などの審議を強行したことにも野党が反発。「一切の審議に応じない」方針で5党が一致し、対決姿勢を鮮明にしています。
中道改革連合 小川淳也 代表
「弁明書(陳述書)を提出するので、国会での質問を控えて欲しいと言わんばかりの発言なり姿勢については看過できない。不都合な問いに誠実に真摯に向き合うのが国会ですから。あるべき姿を国会において追求していくのが野党の役割である、そこは怯まずしっかり対決するべきだと思う」
「一強多弱」と言われる国会で、今後、疑惑の解明は進むのでしょうか。
