田中被告「李下に冠正さず」=口調はっきり、無罪主張―王将事件

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2026年06月29日 21:02  時事通信社

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時事通信社

 「私は犯人ではありません。李下(りか)に冠を正さずです」。29日の王将事件公判。田中幸雄被告(59)ははっきりした口調でやや興奮しながら最終陳述し、自身の無実を主張した。約7カ月間続いた審理は事件の背景が明らかにならないまま、結審した。

 京都地裁最大の101号法廷で開かれた公判はこれまで通り、傍聴席との間に防弾パネルが設置された。

 紺のスーツ姿にマスクを着用した田中被告は、計約4時間にわたった論告や弁論の間も書面に目を落とし、じっと聞き入っていた。

 最終陳述では冒頭、裁判長らに向かって「謹んで申し上げます。私は本当に犯人ではありません」と発言。「ここにいる一人ひとりの肩を揺さぶって、『私は犯人ではありません』と伝えて参りたい。李下に冠を正さずです」と興奮気味に語った。最後に「もう一度申し上げます。私は犯人ではありません。以上です」と述べ、席に戻った。

 最終陳述に先立ち、被害者参加人による意見陳述が行われた。殺害された大東隆行さん=当時(72)=について「大切な夫、頼れる父、優しいおじいちゃんで、家族の中心だった」と紹介し、「被告は反省も一切ない。遺族の厳しい処罰感情に応えることを求める」と述べた。 
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