
いま日本で一番上司にしたい男、森保一!!
連日盛り上がるW杯! 選手の活躍もさることながら、注目されているのは森保一監督の采配や人間性。これは......森保監督の行動や言動をマネして実践すれば、部下や後輩から好かれるかも!?というわけで、そのススメをまとめてみた!
【理想の上司ポイチ!】
部下や後輩から慕われる「森保上司」になるためのススメ10ヵ条とは? 解説してくれたのは、『昭和の仕事術』(かんき出版)など10冊のビジネス本の著者でビジネスコラムニストの後田良輔氏。
【ススメ1】あえて高い目標を掲げる
「森保一監督は『ベスト8がひとつの軸だが、世界一も視野に準備をしていく』と発言し、高く明確なビジョンを掲げ、ブレずに発信し続けています。さらに『日本サッカーの未来のため、後に続く人たちのために』という大義も常に語り、誰よりも自身がチームのために献身的に動いてきました。
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上に立つ者がビジョンを言葉にし、行動で示すとメンバーひとりひとりも『ビジョン達成のために何ができるか』と役割を考え、組織がひとつにまとまります」
【ススメ2】見るときも聴くときもメモ
「森保監督といえばメモ。試合中にメモを取る姿をよく目にしますが、実は監督の手帳には世界中に足を運び、選手やスタッフからヒアリングした意見も多数記されているといいます。メモは自分の考えを押しつけるために使うものでなく、相手の言葉に耳を傾け、引き出すためのもの。
この『聴く姿勢』こそが、選手たちに『自分は尊重されている』という安心を与え、信頼関係を築いていると思われます」
メモを取ることで、相手を尊重する姿勢がアピールできる
【ススメ3】スターもサブもリスペクト
「森保監督の最大の特徴は、欧州ビッグクラブのスタメンも、国内組の若手も、試合に出られないサブのメンバーも、まったく同じ熱量で対話しリスペクトすること。W杯の激戦の舞台裏でも、出番のない選手への声かけや裏方スタッフへの感謝を絶やさない姿勢に注目が集まっています。
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部下は『自分への態度』だけでなく『立場が下の人への接し方』をよく見ています。裏表のないフェアな姿勢が控え組の腐敗を防ぎ『チーム一丸』のムードをつくっています」
【ススメ4】世代交代も断行する
「カタールW杯でベスト16という成績を残しつつ、大会後はベテランに敬意を払い、対話を重ねた上で、若い世代へのバトンタッチをスムーズに断行しています。
結果を出したメンバーを大切にしながらも、未来を見据えて次世代に対し『自分たちの将来を考えてくれている』と感じさせるマネジメントが素晴らしいです。
実際にこの育成力により、三笘薫選手や遠藤航選手がケガで抜けた穴をリカバリーすることもできていますね」
【ススメ5】有能な人の力を借りて進化する
「同じくカタールW杯後、攻撃のテコ入れのために名波浩氏ら有能な人材をコーチとして招聘し、自らの戦術をおごることなくアップデートしました。
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『上司自身が変化を恐れず、常に学び、進化し続けている』という姿勢が、最前線で成長し続ける若い部下たちにとって、何よりの刺激であり、超えるべきリスペクトの対象となります。今大会、鬼門だった第2戦のチュニジア戦の大勝もこの姿勢と無関係ではないと感じます」
【ススメ6】現場の意見を積極的に採用する
「カタールW杯のスペイン戦の後半、森保監督はメンバーたちの『システムを変更して前線からプレスをかけたい』というリアルタイムの判断を全面的に信頼し、受け入れました。
自分のプランに固執せず、現場にいる人物の専門性や優秀さを素直に認めて、裁量を与える器の大きさがあるからこそ、目の肥えた有能な選手たちからもリスペクトされます」
【ススメ7】感情を表に出しすぎない
「先日のオランダ戦では2回にわたりビハインドとなりましたが、森保監督は一切慌てず、動じませんでした。
振り返れば、前回大会のドイツやスペインを破る歴史的快挙を成し遂げた直後も、コスタリカ戦で痛恨の敗戦を喫したときも、彼の会見での態度やトーンは常に沈着冷静で一定でした。
感情の起伏で周囲をコントロールしようとしないため組織に強固な安心感が生まれ、部下は常に100%のエネルギーを自分のパフォーマンスに集中させることができます」
【ススメ8】上司こそ脇役という姿勢
「劇的な勝利を収めた後も、森保監督は自分が主役のように振る舞うことはありません。常に一歩引き、戦い抜いた選手や裏方であるスタッフ、コーチ陣にスポットライトを当てさせようとしています。
徹底した『利他(チームファースト)』の精神を向けられた部下は『この上司を勝たせたい』と、損得勘定抜きで組織に貢献しようというマインドになります」
【ススメ9】批判されたら盾になる
「カタールW杯アジア最終予選の序盤でオマーン、サウジアラビアに敗れ、W杯出場へ絶体絶命と批判を浴びた際、森保監督は記者会見で『批判はすべて私に向けてほしい。選手たちは日本のために全力を尽くしている』と言い切りました。
外野のバッシングから選手を命がけで守る『盾』としての覚悟に部下はほれます。この責任感が選手の心理的な安定感を生み、結果としてその後の大逆転劇にもつながりました」
【ススメ10】冷静ながらも時には感極まる
「国歌斉唱のたびに涙が込み上がるシーンが注目されていますが、これは大きなビジョン、熱い情熱を持って地道に取り組み続けてきた証し。勝っておごらず、負けて取り乱さない上司だからこそ、ふとしたときに感極まる姿を見た部下たちには闘志がみなぎるでしょう」
見事なまでの理想の上司像を持つ森保監督。姿勢を見習い、実践すれば、おのずと部下たちもついてくるはずだ!
取材・文/黄 孟志(かくしごと) 写真/共同通信社
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