「進歩ある」「次こそは」=声をからした日本代表サポーター―W杯サッカー

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2026年06月30日 08:33  時事通信社

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時事通信社

ブラジルとの試合終了後、日本代表の選手(下)に声援を送るサポーター=29日、米ヒューストン
 【ヒューストン時事】王国の壁は高かった。日本代表はW杯決勝トーナメント初勝利へ5度目の挑戦だったが、またも打ち砕かれた。米テキサス州ヒューストンのスタンドで、声をからして応援したサポーターからは「進歩している」「可能性を感じた。次こそは」と前向きな声が上がった。

 多くのブラジルファンが駆け付け、カナリア色に染まったスタジアムで、サムライブルーのサポーターは「ニッポン」コールを送り続けた。数で圧倒されても声を一つに、スタンドに響かせた。

 試合開始早々から押し込まれる展開となったが、一瞬の隙を突いた佐野海舟選手が先制ゴール。サポーターは抱き合い、喜びを爆発させた。直後からブラジル側の声援が大きくなり、会場のボルテージは一気に上昇した。

 後半11分に同点を許し、このまま延長かと思われた追加タイム5分。ブラジルが勝ち越しを決めると、割れんばかりの歓声が上がり、スタジアムが揺れた。日本サポーターは顔を手で覆い、涙を流す人もいた。

 試合終了のホイッスルで選手たちが倒れ込む中、サポーターもぼうぜんと立ち尽くした。

 優勝までのスケジュールを空けるために会社を辞めたという岡山県玉野市の立花樹さん(30)は「地元出身の佐野選手のゴールに感謝しかない。優勝の可能性も感じたし、来たかいがあった」とすがすがしい笑顔を見せた。

 ブラジルに1―4で負けた20年前のドイツ大会も現地観戦した東京都の菊地優斗さん(34)は、「圧倒的に差は縮まっているが、やっぱり王国の壁は高かった。次世代につないでいってもらいたい」と語った。

 神戸市の会社員比嘉旬さん(25)は「前線からの守備に感動した。一生に一度のつもりで来たが、また4年後も来ようと思う。ここには魔力がある」と誰もいなくなったピッチを見詰めていた。 

試合後、選手に声援を送る日本サポーター=29日、米ヒューストン
試合後、選手に声援を送る日本サポーター=29日、米ヒューストン

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