FC東京から柏への移籍が発表された遠藤渓太 [写真]=金田慎平 柏レイソルは30日、FC東京からMF遠藤渓太が完全移籍加入することを発表した。
遠藤は1997年11月22日生まれの現在27歳。ジュニアユース年代から横浜F・マリノスの下部組織に在籍し、2016年に18歳でトップチームデビューを飾った。ウニオン・ベルリンとアイントラハト・ブラウンシュバイクでプレーした後、2024年1月にはFC東京に加入。公式戦通算75試合出場14ゴール3アシストという成績を残し、明治安田J1百年構想リーグでは20試合に出場した。
柏のクラブ公式サイトを通じて「FC東京から移籍してきました、遠藤渓太です。自分の力に期待してくれた監督やクラブの方の期待に応えられるようピッチの上で示し、クラブの目標達成に向けて全力を尽くします。自分自身レイソルで多くのことを学び、チームメイトとともに成長していけたらと思います。よろしくお願いします」と意気込みを示した遠藤。退団するFC東京に向けては次のように感謝を綴っている。
「FC東京ファン・サポーターのみなさんへ。このたび、柏レイソルに移籍することを決めました。東京に来て生粋の青赤育ちの戦士ではなかったけれど、東京というクラブが本当に大好きになり、自分の中の”青と赤”がより濃く大切なものになりました」
「思い返すと数えきれないほどの思い出があります。東京ヴェルディ戦で2点を決めてダービー男なんて言われましたが、それ以降の東京V戦は1点もとれず、2−2に追いついたあの瞬間が自分の東京でのハイライトになってしまったこと、いつもアウェイでばかりで得点をとってホームの味スタのみなさんの所に駆けていけなかったことが後悔としてあります。加入してから何一つチームのタイトル獲得に貢献できず、自分の不甲斐なさ、力不足を強く感じています」
「それでも自分は東京に来て、たくさんの素晴らしい仲間やスタッフの方々に出会えました。生意気で文句ばかり言う自分とうまく接してくれて本当にありがとうございました。練習に行くことが毎日楽しみで、みんなと過ごす時間が本当に楽しかったです。東京には才能を持った素晴らしい選手がたくさんいました。自分以上にチームのために走り、ボールを持てばスタジアムが沸き立つ選手。彼らに追いつき、追いこすための練習環境はとても楽しく骨が折れるほど充実した日々でした」
「『停滞は後退』松橋監督がユースの頃から説いてくれた言葉です。選手として将来のことを考えるとこのままではダメだと常に危機感がありました。東京に来てそれなりに試合に出て、ある程度の人間関係も選手としての立ち位置も得て、それに甘えている自分がいたのかもしれません。別に環境を変えずとも自分自身が変われば解決する課題であり、綺麗事のように『成長するために』などと言うつもりはありません」
「東慶悟選手や森重真人選手のように一つのクラブで長い間プレーを続けることの偉大さや難しさ、常に新しい壁や苦悩を同じクラブで乗り超えていくことの方が、きっと尊いものだと思います。なので、この決断が理解されないこともあると思いますが、正解にするかどうかは自分次第だと思うので、自分の決めた道で突き進もうと決めました」
「自分の勝手な思い込みであっていいのですが、自分はたくさんの愛を受けながら味スタでプレーさせていただけたと感じています。たくさんの愛情を、愛してくれて本当にありがとうございました。みなさんと出会えたことを一生胸に刻み、自分の決めた道で精進します」