彼女の父親の言葉をきっかけに結婚後、婿入りを決意した元女性 自衛官時代にホルモン治療も「理解のある部隊だった」

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2026年07月01日 07:41  オリコンニュース

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婿入りを決意した元女性(Instagram/@ftm_shu_より)
 性別を男性に変えた元女性が、交際中のスナックのママと結婚し、婿入りをすることになった経緯や、それを受け入れてくれた両家の両親に対する感謝の気持ちを述べた動画「元女子の俺、婿に入ります」が、11.3万回再生を超える反響を呼んだ。Instagramには、「おめでとうございます!応援してます」「素敵なご両親ですね」「婿、楽しいですよ!」などと、さまざまなコメントが寄せられた。婿入りをすることになったきっかけや性別適合手術を受けたときの状況などについて、投稿者に話を聞いた。

【別カット】女子プロ野球選手時代も…自衛官時代がイケメンすぎる!

◆「婿に入らないか?」彼女の父の提案によって婿入りすることにした元女性

――「性別を変えた俺が婿に入ります」という動画が話題になりました。改めて「婿入り」を決めた経緯を教えてください。

「僕の地元と彼女の地元は離れているのですが、今は彼女の地元のほうで同棲をしています。彼女の実家の近くに土地があるので、そこに『家を建てるといい』と言われ、彼女の父親から『婿に入らないか?』という提案をいただきました」

――双方のご両親やご家族が温かく迎えてくれたとのことですが、「婿入り」をご両親に話したときの反応は?
「彼女の地元のほうでずっと暮らすのであれば、それでも大丈夫だと言われました。特にそこに反対はなく、『2人の好きなようにしたらいい』と言ってくれましたね」

――奥さまとはどこで出会い、どのように関係を育んできたのですか?

「出会いはスナックで、彼女のひと目ぼれから始まりました。アプローチを受け、彼女の意思の強さ、想いに惹かれました。1年ほど遠距離でしたので、週に一度は彼女が会いに来てくれて、週末には僕が会いに行くということを欠かさずにやっていました」

――小さい頃はどんなお子さんでしたか?

「とにかく運動が大好きで、田舎だったので外遊びをたくさんしていました。当時は女子だったので、男子に負けたくないという思いが強く、とにかく負けず嫌いでした」

――心と体の性別に違和感を持つようになったのは、いつ頃なのでしょうか? また、当時の自分をどう思っていましたか?

「はっきりと感じたのは、中学3年生の頃でした。そのときは男性とお付き合いをしていたのですが、恋愛でする行為に対して、自分だったらこうするという男性目線の気持ちや、そういう行為に対して気持ち悪いかもという想い、拒否行動などの感情がありました。今思えば、彼のことは友達として好きだったんだなと思います」

◆自衛隊に女性として入隊…上司に相談し治療をはじめ、退職後に性別適合手術を

――性別に対する違和感が確信に変わったのはいつ頃ですか?

「高校は共学ではあったのですが、ほとんどが女子という学校で、そこで初めて女性を好きになりました。それまでとはまったく違う感覚を抱き、『これだ!』と強く感じました。ちゃんとドキドキしていたので、女性が好きなんだと確信しました」

――女子プロ野球選手として活躍されていました。野球を続けている間はホルモン注射が打てないため、「野球」か「治療」で悩み続けた結果、自分の今後の人生を選んだとのことです。その後、自衛隊に入隊。Instagramには、「手術費用もたまり、彼女と出会ったから」と自衛隊をやめたエピソードを投稿されていました。自衛官時代は女性として務めていたのでしょうか?

「はい、自衛隊は女性として入隊しています。入隊時にLGBTQであることを上司に話し、その後、部隊移動時に治療をしたいことを話しました。かなり理解のある部隊だったと今でも思います。自衛隊時に胸の手術、ホルモン治療をしました。彼女ができたことも理由の1つですが、元々4年で辞めると決めて入隊していたので、2任期満了で退職しました。最後の有給を使い、タイに行き性別適合手術を行いました」

――性別適合手術をするまでのステップを教えてください。

「診断書を2人の医師からもらい、日本で保険適用で胸の手術を行い、その後、乳頭縮小手術を行いました。最後にタイに行き、子宮、卵巣の摘出手術(性転換手術)を行いました。全身麻酔が不安だったくらいで、『やっと胸がなくなる』『生理が来なくなる』と、うれしい気持ちのほうが大きかったです」

――性別適合手術や男性への戸籍変更などは、ご家族や友人に相談したのですか?

「胸の手術までは、母親と兄妹にしか話していませんでした。父親にはホルモン注射を打つ前に話しました。それは声が変わるからです。母親は受け入れるまで時間がかかったと思います。父親は友人に男性から女性になりたいという方がいたようで、すぐに理解してくれました。兄妹も理解しています」

――みなさん、受け入れてくれたのですね。

「祖母にだけはまだカミングアウトできていません。昔ながらの考えもあるかもしれないので、両親からはストップされています。友人にも相談しました。理解のある友人ばかりで、大変恵まれた環境だったと思います」

――子どもに関してもInstagramで言及されていました。夫婦で話し合いをしたこともあるのでしょうか?

「話し合いをしたことはあります。僕の意見としては、兄から精子提供を受けられないのであれば、ペットも家族なので、2人の子どもと思って大事に育てたいという意志があります。彼女は第三者からでも構わないという感じです。できたらほしいが、無理だったら僕の意思に賛成してくれると言っています。僕の両親や義理の両親も、僕たちの意見を尊重してくれています」

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