
6月30日、サッカー日本代表がブラジルに敗れ、残念ながら決勝トーナメント敗退が決まった2026 FIFAワールドカップ。開催都市では試合とは別の“ユニークな取り組み”が注目を集めている。
W杯期間中カナダ・トロントで限定デザインのコンドーム
カナダ・トロントでは大会期間中、サッカーをモチーフにした限定デザインのコンドームを無料配布。数十万人規模の観光客来訪を見据え、トロント公衆衛生局が性感染症予防を目的とした公衆衛生キャンペーンとして企画した。
「配布されているコンドームのパッケージは全6種類で、『そのショットをブロックしろ』『なんてフィニッシュだ』『ああカナダ』など、サッカー用語をもじったユーモアあふれるスローガンなどがデザインされています。
市内の性感染症クリニックなどで配布されており、公衆衛生局はSNSで《試合観戦や観戦パーティーなど、どんな場面でもコンドームがあなたとパートナーを守ることを忘れないでください》と呼びかけています。この取り組みは現地メディアでも《人々がサッカー場だけでなく寝室でも『得点』を収める際も安全であることを希望している》と紹介されました」(スポーツ紙記者、以下同)
実は、スポーツの祭典でコンドーム配布が話題になるのは今回がはじめてではない。
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「オリンピックでは選手村で大量のコンドームが配布されることが恒例となっており、その“配布数”が毎回ニュースになるほどです。ただ、今回のワールドカップで特徴的だったのは、対象が選手ではなく世界中から訪れるサポーターであること。大会を公衆衛生啓発の機会として活用している点が、五輪との大きな違いです」
さまざまな感染症対策
こうした取り組みはトロントだけではない。開催都市ではコンドーム配布に加え、さまざまな感染症対策も強化されている。
「ブラジル対ハイチ、コートジボワール対エクアドル戦が行われたアメリカのフィラデルフィアでは、コンドーム配布に加えてHIV検査を実施。バーや飲食店とも連携し、HIVの暴露後予防(PEP)に関する情報提供も積極的に行っています。
また、オランダ対チュニジアやアルゼンチン対アルジェリア戦が開催されたアメリカのミズーリ州では、ジャクソン郡公衆衛生局が『レッドカードキャンペーン』を展開。
サッカーの反則カードになぞらえ、性感染症やその他の感染症、熱中症に“レッドカード”を突き付けるというユニークな啓発活動で、大会を盛り上げながら健康意識の向上を図っています。世界中から何百万人ものサポーターが集まる一大イベントだけに、試合だけでなく人々の健康を守ることも重要な“開催国の使命”となっているのでしょう」
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一方、こうした海外の取り組みに対し、日本のSNSでは文化や行政広報の違いに注目する声も相次いだ。
《日本なら公的機関が『寝室でも得点を』なんて表現を使ったら大騒ぎになりそう》
《コンドームのパッケージにBlok those shots(そのショットをブロックしろ)とか書いてあるらしくセンスあるなぁと思ったり思わなかったり》
ユーモアを交えながら性感染症予防を呼びかける海外ならではの公衆衛生キャンペーン。“日本なら大騒ぎになりそう”と驚きの声が上がる一方で、世界中から人が集まる大会だからこそ必要な取り組みともいえる。日本代表の快進撃の裏で、“サッカー仕様コンドーム”も今大会の異色トピックとなっている。
![エンバペは今大会3度目の2得点 [写真]=Getty Images](https://news-image.mixi.net/article/138/138_20260701_2179566_002_70x70.jpg)