
近所づき合いに対する悩みは、時代が変わっても尽きないものです。かつては向こう三軒両隣、ご近所同士で助け合う関係が当たり前とされていましたが、今ではその距離感は人それぞれになっているのではないでしょうか。それでも近所づき合いに不安や寂しさを覚えるのは自然なことかもしれません。今回の投稿は、そんなモヤモヤを抱えたママの声です。
『近所で孤立している。何も悪いことをしていないのに』シンプルなひと言ですが、その背景にはさまざまな感情がにじんでいるのではないでしょうか。
わが家も孤立している…近所づき合いが濃厚な地域
まずあったのは、自分も似たような状況だとの声でした。
『私も孤立している。隣2軒と向かい2軒が仲良しでさ。数年前まで家族ぐるみで、家の前でバーベキューとか道路遊びしていた』
『引っ越してきた時点でグループができ上がっていた』タイミングや環境によって、すでに人間関係が形成されている場合、自分が入りにくいと感じることもあるでしょう。近所は選べないとの言葉があるように、住環境による影響はけっして小さくないのでしょう。
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近所づき合いがないなんて珍しくないのでは?
現代では、あえて深く関わらないスタイルを選ぶママも珍しくはないかもしれません。むしろ「適度な距離」を心地よいと感じる人もいて、必ずしもそれが孤立とは言い切れないのかもしれません。
『今どき近所づき合いがない家なんて珍しくない』
『噂話が好きな集団なら、むしろ距離があってよかった。向こうから近寄ってこないとか願ったり叶ったり』
『夕方になると近所の奥様方が集まって楽しそうにしゃべっている声や、その子どもたちが道路を走り回っている声が聞こえてくるけれど、あちら側には絶対行きたくないと思う』このように、孤立しているのではなく、選んで距離を取っていると考えることもできるのではないでしょうか。
ご近所づき合いは環境による
一方で、個人の努力だけではどうにもならないケースもあります。
『義父母が他界し、義実家に住んでいる。もうすぐ6年。旦那は「評判の息子さん」として好印象をもたれている。でも、私は……。義母が「相談」と称して、私のことをどう話していたのか、ご近所さんの態度を見ていればなんとなくわかる』
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『引っ越しのご挨拶で「はじめまして」のときから、あからさまに無視された経験ある。世のなかには初対面から失礼な人もいる』過去の出来事や環境が影響している場合、ムリに関係を築こうとしても難しいことがあります。その場合は、自分を責める必要はありません。
本当に孤立しているの?単なるコミュニケーション不足では?
さて今回の相談について、「本当に孤立しているの?」という問いかけも見られました。
『孤立とは? きちんと自治会に入っているのに集まりに呼ばれないとか?』
『困りごとがなければ問題ない』生活に支障が出ているなら問題と言えるでしょう。また回覧板が回ってこない、掃除当番に呼ばれないなど、あからさまな仲間はずれならイヤな思いをするかもしれません。しかし単に会話が少ないだけであれば、それは孤立ではなく、関わりが薄い状態とも考えられます。
『自分から関わろうとしないのに孤立と言う人もいる』
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『何かしたから孤立しているわけではなく、何もしないから孤立しているのでは?』
『挨拶している? 目をそらしていない?』気づかないうちに距離をつくっていないか、一度見なおしてみることも大切かもしれません。
ご近所付き合いのちょうどいい距離は
では、理想的な距離感とはどのようなものなのでしょうか。ママたちのコメントに共通していたのは、深く関わりすぎない方がうまくいくという考え方でした。
『笑顔で挨拶できる程度が一番長続きする』
『すれ違ったときに会釈するくらいで十分』
『何も悪いことをしていないなら、気にしなくていい』ご近所は、あくまで「たまたま近くに住んでいる人たち」です。職場の人間関係と同じように、ムリに親しくなろうとすると、かえってストレスになることもあります。
関わりたいのであれば、挨拶から始めてみては?
『何かしてもらえることを待っているより、まずは自分から挨拶することから始めてみたら?』住む場所は簡単に変えられませんが、自分にとって気がラクな距離を選ぶことはできます。挨拶できるようなご近所づき合いがいいと思ったら、自分から挨拶することから始めてみてはいかがでしょうか。きっと、あなたにとっていちばん安心できる居場所につながっていくはずです。
文・岡さきの 編集・編集部 イラスト・Ponko

