
子どもが成長すると、家族で出かけるより、友だちと過ごす時間のほうが楽しいと考えることがあるでしょう。「旅行にも親友を連れて行きたい」と言い出すこともあるかもしれません。しかし親の立場になると、微笑ましさだけでは済まない現実もあるでしょう。
『中2の娘が、うちの家族旅行に親友を連れて行きたいと言います』相手の子とは小学校からの仲良し。しかし家族ぐるみのつき合いはなく、親とは会えば挨拶する程度の関係だといいます。投稿者さん自身は「連れて行ってあげたい気持ちもある」としながらも、行き先が海であることや年齢のことも含め、迷いを感じていました。
家族旅行に他人は入れない
まずあったのは、「家族旅行に友だちを連れて行くのはナシ」という意見でした。
『私なら断る一択。何かあっても責任が取れないし、旅行中によその子に気をつかうのは絶対にイヤ』
『家族だけなら、のんびり寄り道したり外食したりできるけれど、よその子がいたらそうはいかない』たしかに、家族だけなら柔軟に動ける場面でも、友だちが一緒となれば話は変わってきます。食事や体調管理、帰宅時間など、普段以上に気をつかうことになるでしょう。さらに、「家族旅行」というかたちそのものに違和感を抱くママもいました。
『家族旅行なんてプライベートじゃん。そこに他人が入ることがムリ。旦那さんの立場になってみなよ。よそのお嬢さんと一緒に旅行なんて困ると思う』
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しかも行き先が海。事故への不安も
今回の行き先が“海”であることに、不安を感じる声も目立ちました。
『ただでさえナシなのに、しかも海。なにかあっても責任が取れない』
『海なんて事故が怖いよ。子どもは何も考えず連れて行きたがるけれど、そういう問題ではない』海は楽しい場所である一方、一瞬の油断が大きな事故につながる可能性もあります。自分の子どもだけでも目が離せないのに、友だちまで責任をもって見るとなると負担は大きいかもしれません。
実際に「連れて行ってもらった」経験談も
一方で、実際に友だち家族と旅行した経験があるママもいました。
『高校生のとき、ハワイにある友だちの別荘で、友だち家族と1週間くらい遊んだ』
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『私は、小中学校のときに友だちの旅行に連れて行ってもらったことある。費用はあちらもちで』昔は今ほど慎重ではなく、「子ども同士が仲良しだから」という理由で一緒に行動するケースもあったのでしょう。ただ経験者であっても、親になった今は考え方が変わったようです。
『自分が親になると、万が一のときの責任や事故にあったらと考えるとなかなかできない』子どもの頃には気づかなかった“預かる側の重み”を、親になってはじめて理解するママもいるのでしょう。
鍵になるのは“親同士の関係性”
また、多くのママたちが挙げていたのが「相手の親との距離感」でした。
『その関係性なら連れて行かない。親も仲良しなら連れて行くけれど、挨拶だけならなしです』
『まずは相手の親と費用や何かあった場合の話をして、条件があえば連れて行く』
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『「家族旅行についてきて!」でしょう? 高校生でもちょっと……ってなるな』たしかに、連れて行ってもらう立場だと、自分の子どもをよその家族に預けることに不安を感じるママもいそうです。
家族よりも友達!娘の成長を感じる瞬間でもある
一方で、こんな意見もありました。
『中2でしょう? 家族と出かけてもつまらないんだよ』
『友だちを連れてったほうが楽しい! という考えなのだろうね』
中学生になると、子どもの世界は少しずつ家族から友だちへ広がっていくものなのでしょう。だからこそ大切なのは、「ダメ」で終わらせるのではなく、親が感じる不安や責任について親子で話し合うこと。家庭ごとに正解は違っても、互いに安心できるかたちを考える時間が、子どもの成長につながるのかもしれません。家族旅行の意味や、友だちとの距離感について考えるきっかけにもなりそうですね。
文・岡さきの 編集・佐藤さとな イラスト・Ponko

