
今年上半期のラーメン店の倒産が過去最多となりました。一杯1000円を超えても赤字に…。“二郎系ラーメン店”を訪ねると、見えてきたのは物価高の厳しい現実でした。
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今年が最後…70年続く「七夕祭り」 物価高や高齢化が影響色とりどりの竹飾りが商店街を彩る、長野県諏訪市の「七夕祭り」。
70年続いてきた地域の風物詩ですが、2026年で最後の開催となりました。理由の一つが、物価高です。
吹き流しなど飾り物の費用が高騰。さらに、高齢化による人手不足で安全確保への懸念もあり、継続は困難だと判断しました。
末広七夕祭り実行委員会 長谷川佳史委員長
「僕も本当にさみしいです。ずっとここで生まれてここで育ったので、もう1回、いろいろ策を練り直して、違った形で受け継いでいければいい」
物価高で消えゆく夏の風景。“続けること”の難しさは、飲食店にも突きつけられています。
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どんぶりから溢れんばかりのもやしに、分厚いチャーシュー。ボリューム満点のいわゆる「二郎系ラーメン」。中でも自慢はチャーシューです。
記者
「スープにパンチがあって、麺もコシ、弾力があってかなり美味しいです」
「名物のチャーシューはホロっとほどけて、それでも弾力がかなりあります。美味しいです。食べ応え十分」
一杯1050円。しかし、ラーメンイエロー狛江店は6月、約55万円の赤字だったそうです。
ラーメンイエロー狛江店 土屋勇一店長
「お腹いっぱい食べてもらいたくて、開店当時はチャーシュー1枚だったが2枚に増やした」
“少しでも満足してもらいたい”。その思いで増やした1枚が、経営を圧迫していました。
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ラーメンイエロー狛江店 土屋勇一店長
「一番高かった時期で、1キロあたり150円上がりまして、うちでいうと30万円くらい違う」
豚肉の仕入れ価格は、開店した2025年4月と比べ、月30万円増えたそうです。
「限界超えてます」ラーメン店の倒産は過去最多1050円の1杯、“200円は値上げしたい”といいますが…
ラーメンイエロー狛江店 土屋勇一店長
「値上げしてもいいですが、お客様が離れちゃうと思いますので、今の価格でやっていきたい」
お客さん
「全然1200円、1300円までは余裕で上げていい。美味しさにこだわるゆえ、価格が上がるのは仕方ない」
「ラーメン好きなので、できる限り安くしてほしい。1000円ならギリギリ出せるかな」
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東京商工リサーチによると、深刻な物価高などを背景に、2026年上半期のラーメン店の倒産は過去最多を更新。
物価高の波は、いまも店の経営を揺さぶり続けています。
ラーメンイエロー狛江店 土屋勇一店長
「限界超えてます。けど薄利多売の世界なので、ラーメンを出すことでしか道がない。物価高だが、美味しいラーメンを作るのが一番大事。そこは譲れない」
藤森祥平キャスター:
物価高や歴史的な円安は、状況が変わりませんね。
TBSスペシャルコメンテーター 星浩さん:
ポイントは二つあると思います。
一つは、高市政権が進めている長期的な370兆円の官民投資。そして消費税減税についても議論していますが、財源がはっきりしていません。
市場としては国債が増えるのではないか、財政出動が増えるのではないかということで、円安の要因になります。
もう一つは、高市総理が円安にすぐに具体的な手を打とうとしていないことです。
増税はもちろんしませんし、それからどうやら金利の引き上げにもやや慎重・消極的だということで、市場はどんどん円安局面になると受け止めます。この傾向は止まらない状況になっていますから、“高市円安”と言っていいと思います。
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<プロフィール>
星浩さん
TBSスペシャルコメンテーター
政治記者歴30年 福島県出身
