《コンロの油汚れは夏がチャンス》フォロワー約10万人の整理収納の達人が教える「1日1拭き」の裏ワザ

0

2026年07月11日 07:00  週刊女性PRIME

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

週刊女性PRIME

結露しやすいサッシは、この時期、拭き掃除しておいてほしい場所。ベランダ側の水洗いもしやすい

 もうすぐ夏がやってくる。暑いと掃除がおっくうになりがちだが、実は気温が上がることで汚れがゆるむ今こそ、“水拭き”に最適な時期! とはいえ「やる気が出ない」という人も少なくないのでは? 拭き掃除をするメリットを『福を呼ぶ拭き掃除 拭く活』の著者ヤスキチさんに聞きました。

拭き掃除をするのに絶好のタイミング

 自宅のテーブルや洗面台を黙々と拭く様子の動画をインスタグラムに投稿し、多くの人の共感を呼ぶ整理収納アドバイザーのヤスキチさん。
 
 フォロワー数はなんと9・6万人。四季を問わず毎日15分間、拭いているというが、この時期に拭き掃除をするメリットとは?

「今は真夏ほど気温や湿度が高くなく、気分よく拭き掃除に取り組みやすいです。冬に比べ、布巾を洗ったり絞ったりする際の水が気持ちいいのもこの時期ならでは。水拭きをルーティン化するのに絶好のタイミングですね」(ヤスキチさん、以下同)

 ヤスキチさんは、朝、家じゅうを拭く。夏は日が昇るのが早く、楽に目覚められるので朝活にもぴったりとのこと。

「一日の始まりに部屋をきれいにしておくと朝から気持ちがよく、帰宅してからも整った部屋にいると、とてもくつろげるんです」

「レンジフードやコンロ周りに付着した油汚れは、気温の高い夏になるとゆるみ、浮き上がりやすくなります。力を入れなくても、効率よく汚れを取り除けます」

 キッチン汚れが気になったときは、油を落とす効果もあるアルコール除菌スプレー「ドーバー パストリーゼ77」がおすすめ。

 仮に食品に付着しても無害のため、安心。もし、梅雨時に風通しの悪い場所でカビが発生してしまったら、水拭き後にサッとスプレーしてすぐに拭きとっておけば、カビ予防にも。

「皮脂汚れが気になる床掃除には、『ウタマロクリーナー』を。バケツの水に2〜3回プッシュし、布巾で拭けば、べたつきがなくなってすっきりしますよ」

 あっという間に乾く夏は、玄関の泥汚れをブラシでこすったり、窓のサッシを水洗いしたりと、後回しにしがちな場所にも取り組みやすい。

 冬場のように「水分を残さないように拭き上げなければ」とならず、気軽に始められるはず。

 掃除後に窓を開ければ心地よい風が入り、換気もしやすい。家の中をリセットした爽快感を味わえるのも、この時期ならではのメリットである。

 頭ではわかっていても、重い腰が上がらない─。そこでおすすめなのが、ヤスキチさんが提唱する「拭く活」。

「拭く活」なら毎日15分ですっきり

 日々の掃除をもっと気軽に前向きに、という発想のもとに生まれた拭き掃除のメソッドだ。拭き掃除といえば、洗剤を使って丁寧に行う重労働というイメージもあるが「拭く活」の場合は真逆。水と布巾だけを使って、流れるように短時間でさっと拭いていくのが基本。

「きれいな状態を楽に保つためには、汚れをため込まないこと。そのためには、少しでもいいので毎日拭く習慣をつけることが重要です。

 僕は毎日15分『拭く活』をしていますが、初心者さんなら最初は『一日一拭き』と決めて、できる範囲で無理なく、気になったところだけ拭いてください

 拭きやすいように置くものを厳選し、収納小物を上手に活用して環境を整えているヤスキチさん。こうした努力も「拭く活」を習慣化するのに一役買っているようだ。

「部屋がきれいになるだけでなく、拭く行為に集中することで雑念が払われ、気持ちが穏やかになる効果もあります」

 このことから、「拭く」と心が整う「福」を掛け合わせた造語、「拭く活」が生まれた。

 夏休みは、家族や親戚、友人など来客の機会が増える時期でもある。床やテーブル、ドアノブなどを日頃から拭いて整えておけば、「明日、急に人を招くことになった」という場面でも安心だ

 部屋全体が明るく清潔な印象になり、気持ちよく客人を迎えられるだけでなく、日々の暮らしも快適に。年末は掃除に加え年始の準備など、やるべきことが集中しがち。

 だからこそ、普段から少しずつ整えておくことで負担は大きく軽減されるはず。慌ただしい時期に心に余裕が生まれ、家族との時間をゆったり楽しめるだろう。

 部屋も心も整う「拭く活」を、この機会に始めてみては?

「拭く活」を始める際、汚れがたまっていたら最初に洗剤で落としてしまおう。ここでは洗剤や洗浄効果のある除菌スプレーを紹介します。

おすすめの洗剤と除菌スプレー

(1)水からできたクリーナー アルカリ電解水/無印良品

 化学的な処理を行い、電気分解した強アルカリの水で、ギトギトの油汚れや皮脂汚れを分解する。時間がたつと水に戻り二度拭きは不要なので、ウエットティッシュのように使えて便利

(2)ナチュラルクリーニング 重曹(研磨・消臭)/無印良品

 弱アルカリ性で、軽い油汚れや皮脂汚れなど酸性汚れを中和して落とす。ぬるま湯に溶かしてつけ置き後、水洗いまたは拭き取り。粒子が細かく研磨作用があり、茶渋や鍋の焦げつきにも有効


(3)ドーバー パストリーゼ77/ドーバー酒造株式会社

 アルコール度数77度の除菌スプレー。防カビ・防臭・保湿・食品の保存に効果がある。高純度の緑茶カテキン配合で、細菌の増殖を抑制する効果が続く。油分を溶かす性質もある

(4)ウタマロクリーナー/株式会社東邦

 主成分はアミノ酸系洗浄成分の中性洗剤。一般的な中性洗剤が苦手とするギトギト油汚れ、水あか、石けんカスにも効果的だ。アルミサッシにも使用できる。肌への刺激が弱く二度拭き不要

※おのおの使えない素材があるため、事前に使用上の注意を確認してください

 取材・文/島村露美 撮影/亀山ののこ

ヤスキチさん


暮らしを整えて心が整う、「拭く=福」と捉える「拭く活(福活)」を提案。モノが多い暮らしではなく、ちょうどよい心地いい暮らしを目指す。著書に『

福を呼ぶ拭き掃除 拭く活

』(主婦と生活社)instagram@84kichi

    ランキングライフスタイル

    前日のランキングへ

    ニュース設定