増えるマグロ、どうなる漁獲枠=値崩れ懸念、サバやイカに影響も

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2026年07月11日 15:01  時事通信社

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時事通信社

太平洋クロマグロの漁獲枠について協議する国際会議で発言する日本政府代表(左)=9日、長崎市
 乱獲により激減していた太平洋クロマグロの資源量が、国際的な漁獲管理により回復し、新たな局面を迎えている。クロマグロの急増で、設定された漁獲枠がすぐに埋まる事態が頻発。日本の漁業者は、放流や出漁制限などの対応に追われ、値崩れや他の魚種への影響も懸念され始めた。

 漁獲枠を協議するため、14日まで長崎市で開かれている国際会議。日本政府代表は「かつてないほど豊富な資源量が、魚にも漁業にもさまざまな問題を引き起こしている」と訴えた。北太平洋まぐろ類国際科学小委員会(ISC)の直近のデータでは、2010年に1.2万トンまで落ち込んだ資源量が、22年は14.4万トンに回復。現行措置が続けば、30年に20万トンを超えると予測される。

 水産庁は6月、国際会議の対応方針に関する説明会を開催。千葉県の漁業者は、出漁数やはえ縄の針を減らしても、取れ過ぎて大量の放流が必要になる現状を報告した。長崎県の漁協からは、市場に多く出回り価格が暴落すれば、一本釣りの採算が取れなくなると不安視する声が上がった。

 海洋生態系のトップに位置するクロマグロの増加は、エサとなるサバやイカなどの減少を招きかねない。エサが減れば、回復した資源量が減少に転じる可能性も指摘される。

 日本は国際会議で、中西部太平洋での大型魚の漁獲枠を25%拡大する一方、小型魚は6%縮小する案を提示。資源保護となりわいの両立につながる協議結果が得られるか注目される。 

このニュースに関するつぶやき

  • クロマグロが食べる魚種も増えたのか? 減ってるならクロマグロもいなくなる。 IWCで行った「調査捕鯨」をしたのに、魚類の資源管理は放棄で良いのだろうか?
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