【とっておきメモ】阪神近本光司が実践した勇気 子どもらと約束した「どう復帰していくか見て」

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2026年07月11日 22:21  日刊スポーツ

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阪神対ヤクルト 9回裏阪神1死一、二塁、二走近本光司は森下翔太の左前打と左翼手の失策でサヨナラの生還、ウオーターシャワーの祝福に笑顔を見せる(撮影・上山淳一)

<阪神2−1ヤクルト>◇11日◇甲子園


阪神が今季3度目のサヨナラ勝利で単独首位をキープした。この日は近本光司外野手(31)が左手首骨折から76日ぶりに1軍復帰した。近本は「1番中堅」でスタメン出場し、9回1死の第4打席で中前打。スタンドの観客も大歓声で復帰を祝った。直後の9回裏1死一、二塁で森下が左前打。相手左翼の失策を呼び、二塁から近本が生還。今季3度のサヨナラ勝利をつかんだ。


   ◇   ◇   ◇


突如として長いリハビリ生活に入った近本だが、決して悲嘆に暮れることはなかった。子どもたちとの“約束”がある。勇気を出して、1歩を踏み出して−。理事を務める一般社団法人「LINK UP」の地域貢献活動などで、いつも伝えてきた言葉だ。


故障した翌日に、中学生を対象にした教育プロジェクトの2期目のキックオフがあった。参加予定だったが無念の欠席。関係者に思いは託した。


「プロ野球の世界で調子がいい時、悪い時、ケガをするときもある。ケガから復帰していく姿も見てもらいたい。どう逆境と向き合うか見てほしい」。プロ8年目で最長の離脱となった。リハビリ過程でいろいろな「1歩」を踏み出した。打撃フォームの大きな変更もその1つ。構えのスタンスからグリップの位置まで大部分を新しくした。マイナスをプラスに変えるための努力と、勇気を出すことを惜しまなかった。


これからさまざまな活動で、子どもたちと対面、再会する。グラウンドを離れた2カ月半の経験を共有して、また子どもたちからも話を聞いて、互いに刺激をもらい合う。そんな時間を楽しみにしている。【柏原誠】

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