
今から新しいことをはじめてもいいのだろうか……そんな迷いは、年齢を重ねるほど強くなるものかもしれません。とくに未経験の仕事に挑戦するとなると、不安と期待が入り混じるのは自然なことです。
『40代から未経験のパートをはじめた方はいますか? 40代後半なのですが、今まで事務の経験しかありません。この歳になって接客業や経験のない職種は厳しいと思いますか?』投稿者さんは「40代後半と言ってもほぼ50歳です」と補足し、年齢への不安もにじませています。
ママたちのパート経験
パートに採用されたママたちから寄せられたのは、「条件次第で十分チャンスはある」という前向きな意見でした。
『立ち仕事で、土日祝日に出られるなら接客業は採用してもらえると思う。どこも人手不足なので……』人手不足の業界では、年齢よりも「働ける条件」が重視されるという声が目立ちます。
『接客業で土日祝日出られるなら、子育てが終了した40代後半の未経験でも大歓迎よ』
『明るくて人当たりがよさそう、話していて変な人ではない、土日祝日も入れる、なら接客業は大歓迎だと思うよ。チェーンの喫茶店だとホールもキッチンも、40代で未経験の人もよく入ってくるよ』
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『どんな店で接客をやりたいかによると思う。チェーンの飲食店とかなら、学生の先輩アルバイトとうまくやれるならいいのでは?』さらに現実的なアドバイスとして、
『どっちみち歳下より立場が下だから、謙虚に従って休まずやるしかないよ』といった厳しめのエールも見られました。
なぜ新しいことをしたいのか
これまで事務職をしてきた投稿者さん。「そもそもなぜ未経験の仕事に挑戦したいのか」という疑問も寄せられました。
『事務で探さない理由はあるの?』これに対して投稿者さんは、「この歳になって経験のない仕事をしてみたいと思いました。子どもも手を離れ、急な休みや早退も少なく、シフトにも入れるのかなと。体力はある方だと思うので、体を動かす仕事の方がいいのかなと考えています」と答えます。子育てが一段落し、自分の時間や働き方を見なおすタイミングだからこそ、新しい挑戦を考えるママは少なくないのでしょう。
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未経験ならではの不安
一方で、やはり不安の声もあります。投稿者さんは「近年の支払い方法を覚えられるかが不安」と率直に打ち明けています。これに対しては、
『パートならいつでも入れます&やる気を見せれば採用はされると思う。ただ未経験だと最初はかなり大変だと思う』という現実的な意見が寄せられました。さらに、事務職から接客業へ転職した経験者からは、
『事務なら間違っても修正がきくけれど、接客は間違ったら客が許してくれない』
『事務なら社会人同士のコミュニケーションのみだけど、接客はどんな人でも相手にしないといけない』といった、仕事の性質の違いによる難しさも指摘されています。接客業は一期一会の部分があるのでしょう。人と直接関わる分、臨機応変な対応力が求められる場面がありそうです。
現場からのリアルな助言
実際に接客業で働く人からは、少し肩の力が抜けるような声も届いています。
『ダメなら辞めたらいいだけの話。まずはやってみて』
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『レジは自動になったからラクですよ。昔の手動レジはお金を数えて返すから大変だった。今はカード支払いなら、ボタンを押してお客さんがかざすだけ。バーコード決済もボタンひとつ』技術の進化によって、かつてよりもハードルが下がっている部分もあるようです。一方で、
『クレカ、バーコード、アリペイ、銀聯(ぎんれん)とか言われて後ろのふたつはなに? と思ってしまいました。さらに商品券やポイント払いとか言われると困っちゃいますよね』といった共感の声もあり、不安を感じているのは投稿者さんだけではないことが伝わってきます。
経験はかけ算。まずは一歩踏み出してみる
最終的にママたちが勧めていたのは、「まずやってみること」でした。
『向いている、向いていないはやってみないとわからない』
『私は事務、販売、ときどき販売もやる事務と転職した。販売もどういうところで働くかで作業も客層も全然違う』同じ接客業でも環境によって大きく変わるため、一度の経験で判断する必要はないのかもしれません。年齢を理由に諦めるのか、それとも新しい一歩を踏み出すのか。どちらを選ぶにしても、自分の気持ちに正直でいることが大切です。「やってみたい」という気持ちは、今だからこそ生まれる大切な原動力かもしれません。動けば、ぴったりの縁に結ばれることもあるのではないでしょうか。結果がどうであれ、その経験はきっと次につながるはずです。焦らず、自分のペースで一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。
文・岡さきの 編集・佐藤さとな イラスト・くずり
