
賃貸物件でのトラブルは、時として予想外の方向からやってくる。投稿を寄せた東北地方の30代男性(不動産・建設系)は、以前働いていた建設会社で仕事中、警察に通報されたことがあるという。(文:渋谷亜樹世)
建築現場に仮設事務所を設置する際、首都圏のマンション・ビルが立ち並ぶ地域では敷地に余裕がなく、現場近くのアパートの一室を借りて事務所にすることがあるそうだ。
当時、徒歩で行き来できる距離に現場が4つほど同時進行していた。
「現場ごとに仮設事務所を借りるのは勿体ないということで、4つの現場の仮設事務所をアパートの一室(1LDK)でまかない、各現場の担当者と応援要員が詰め、7人程が出入りしていました」
「ご近所さんが警察に通報したらしく」
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言うまでもなく1LDKは単身者かせいぜい2人暮らしの物件だ。そこで生活するわけではないにせよ、7人もの大人が詰めている状況は周囲から奇異に映ったらしい。
ある日突然、アパートに警察官がやってきた。
「不特定多数の成人男性が1LDKの部屋に出入りしている様子を不審に思ったご近所さんが警察に通報したらしく、アパートで仕事をしていたら警察官が訪問してきました」
何か悪い事をしてしまったかとビクビクしている男性に対し、警察官は「こちらには、どのような目的で出入りされているんですか?」と事情を聞いてきた。男性は会社名や現場名、建築現場の仮設事務所として借りていることを説明した。
「最初は半信半疑だった警察官も、部屋の中に並ぶ書類やヘルメット、ホワイトボードに書かれた工程表や図面、実際に建設現場を訪れて納得したようでした」
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事前に手紙を投函してはいたものの…
実は入居前、ご近所には仮設事務所として借りることや、騒がしくしてしまうかもしれない旨を記載した手紙を投函していたという。しかし結果的に通報されてしまい、男性は周知が不十分だったと振り返る。
「それ以来、近隣の方に誤解を与えないよう、玄関に会社名と『○○建設 現場事務所』と書かれた案内を掲示したり、すれ違うご近所さんにはしっかりと挨拶をするようになりました」
物騒な世の中だけに、近隣への配慮は徹底したほうがいいようだ。
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